日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.27(低下率1.40%)の19.00と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.54、安値は18.97。
今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。一方、市場では依然、高値警戒感が意識されていることから、今日は取引開始時点で日経225先物が下落したが、市場心理が大きく悪化することはなかった。取引開始後の売り一巡後は、下値を売り急ぐ動きがなく、日経225先物が下値の堅い展開となっていることが安心感となり、今日は株価は下落しているものの、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは午後は昨日の水準を下回ってい推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ