日経平均は317円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は317円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州の主要株価指数が小幅ながら下落したことが、東京市場の株価の重しとなった。また、米国で今晩、6月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、7日には6月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあった。さらに、今週末からは上場投資信託(ETF)運用会社による分配金捻出のための換金売り需要が発生すると予想されており、需給悪化も警戒された。一方、昨日の日経平均が300円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
《SK》
提供:フィスコ