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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6050 イー・ガーディアン

東証P
1,953円
前日比
+2
+0.10%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.5 1.98 1.79 2.24
時価総額 233億円
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EG Research Memo(4):2023年9月期通期予想は、売上高128億円、経常利益22億円


■業績動向

2. 2023年9月期通期の業績予想
イー・ガーディアン<6050>の2023年9月期通期の連結業績は、売上高が前期比9.3%増の12,850百万円、営業利益が同3.4%減の2,195百万円、経常利益が同4.1%減の2,220百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%減の1,500百万円を予想する。売上高はほぼ期初予想どおり、各利益は上期の出遅れを反映して下方修正されたが、下期単独では期初予想の水準である。ちなみに、下期単独での売上高予想は前年同期比11.5%増の6,701百万円、営業利益予想は同15.1%増の1,254百万円である。

同社の事業を取り巻く市場環境は、事業セグメントにより強弱はあるが、全体として良好だ。ソーシャルサポート業務では、ECサイトやFintechなどをはじめとして成長するインターネット市場において同社の強みを生かせる分野が多く、全方位営業で成長市場を狙いにいく。特に本人認証強化の流れのなかでeKYC案件の営業を強化する方針である。ゲームサポート分野では、国をまたぐ案件(海外から国内、国内から海外)の獲得を継続し、運用時のサポートに加えタイトル開発時のサポートを拡大する。アド・プロセス分野においては、インターネット広告市場が持続的に成長するなか、規制強化等による広告審査・広告関連BPO業務の需要増加を見込む。サイバーセキュリティ分野では、好調な脆弱性診断を軸に、WAFの販売を強化する。全体として、インターネットを不安やストレスなく使いたいというエンドニーズ、顧客企業の働き方改革によるBPOニーズは高まっており、総合ネットセキュリティ企業である同社の活躍の場が着実に増えていると推察される。

通期の売上高計画に対する第2四半期進捗率は47.8%(前期実績は48.8%、前々期実績は47.9%)と例年の水準である。営業利益に関しては、第2四半期進捗率が42.8%(前期は52.0%、前々期実績は44.1%)と前年同期よりも出遅れたが、減益要因が下期は解消されることが想定できる。足元では、上期の業績をけん引した3業務(ソーシャル、アド・プロセス、サイバーセキュリティ)が好調を維持している。以上のことから、弊社では、売上計画の達成に加え、下期に収益性が改善し、各利益の計画達成の可能性も高いと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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