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4日の株式相場見通し=売り買い交錯、上値に重さも下値では押し目買い

 4日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均が3万3000円台後半の狭いゾーンでのもみ合いとなりそうだ。前日の欧州株市場では主要国を除く各国株式市場は総じて堅調だったものの、独、仏、英の株価指数は揃って下落する展開だった。また、米国株市場では独立記念日の祝日の前日ということで短縮取引となったが、NYダウやナスダック総合株価指数がわずかながら上昇して引けている。注目された6月のISM製造業景況感指数は市場予想に反して低下し、2020年5月以来の低水準となったが、これをネガティブ視する動きは限定的だった。個別指数では「価格」や「雇用」が低下したことでインフレに対する警戒感の後退につながった。東京市場では前日にリスク選好の動きが強まり、日経平均は560円高あまりの大幅高に買われた。一気に3万3000円台後半まで水準を切り上げたが、先物主導でやや行き過ぎて買われた面もあり、きょうは上値が重そうだ。一方、出遅れた機関投資家や個人投資家などの押し目買いニーズは強く、下値に対しても抵抗力を発揮する公算が大きい。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比10ドル87セント高の3万4418ドル47セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同28.850ポイント高の1万3816.773だった。

 日程面では、きょうは6月のマネタリーベース、6月の財政資金対民間収支など。海外では豪中銀が政策金利を発表。米国は独立記念日の祝日に伴い休場。

出所:MINKABU PRESS

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