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パウエル議長の発言への反応限定的 タカ派姿勢を強調も新たなヒントはなし=米国株

NY株式28日(NY時間12:10)
ダウ平均   33882.80(-43.94 -0.13%)
ナスダック   13630.21(+74.54 +0.55%)
CME日経平均先物 33330(大証終比:+190 +0.57%)

 きょうの米株式市場でダウ平均は小幅安で推移している一方、序盤に売りが先行したIT・ハイテク株には買い戻しが入っており、ナスダックはプラス圏に浮上している。

 取引開始前にバイデン政権がAI関連半導体の中国への輸出にさらなる制限を検討と報じられ、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>を始めとしたIT・ハイテク株は売りが先行していた。エヌビディアやAMDなどはビジネスチャンスが失われる可能性に加え、半導体輸出の拡大は中国の報復に拍車をかける可能性がある。ただ、売りが一巡すると買戻しも入り、両銘柄ともプラス圏に浮上している。

 きょうはポルトガルのシントラで開催されているECBフォーラムでパウエルFRB議長が、ラガルドECB総裁や植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁などと伴に討論会を行っていた。議長は利上げ継続の必要性を主張し、連続利上げの可能性を選択肢から排除しない姿勢も示していた。ただ、米株式市場の反応は限定的で、目新しいヒントもなかったことから、無難に通過したようだ。

アップル<AAPL> 189.51(+1.45 +0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 337.36(+2.79 +0.83%)
アマゾン<AMZN> 130.53(+1.35 +1.05%)
アルファベットC<GOOG> 120.85(+1.84 +1.54%)
テスラ<TSLA> 257.87(+7.66 +3.06%)
メタ・プラットフォームズ<META> 286.53(-0.52 -0.18%)
AMD<AMD> 110.96(+0.57 +0.52%)
エヌビディア<NVDA> 416.53(-2.23 -0.53%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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