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東京株式(大引け)=655円高、米ハイテク株高と円安を好感し5日ぶり急反発

 28日の東京株式市場は、前日の米株高を受け主力株をはじめ広範囲に買い戻され、日経平均は大幅高で切り返す展開となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比655円66銭高の3万3193円99銭と5日ぶり急反発。プライム市場の売買高概算は13億9995万株、売買代金概算は3兆9036億円。値上がり銘柄数は1733、対して値下がり銘柄数は89、変わらずは12銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方からリスク選好の地合いとなったが、後場に入って日経平均の上げ足が加速した。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株市場でも発表された経済指標がいずれも市場予想を上回ったことで、米景気減速に対する警戒感が和らぎNYダウが7日ぶりに反発。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇率はダウを上回り、特に半導体関連株への買い戻しが顕著となった。これを受けて、東京市場でも市場のセンチメントが改善し、半導体セクターをはじめ幅広い銘柄が上値を追う形に。外国為替市場でドル高・円安が進んだことも自動車など輸出株を中心に追い風材料となった。値上がり銘柄数は1700を超え、プライム市場全体の94%を占める全面高商状となった。

 個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が買われ、売買代金2位となったソシオネクスト<6526>も切り返し急となった。このほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の主力銘柄に買いが集まった。NTT<9432>が商い増勢のなか大きく上値を追ったほか、キーエンス<6861>が値を飛ばし、日本製鉄<5401>なども高い。日立製作所<6501>、ニデック<6594>なども大きく上昇した。IMAGICA GROUP<6879>、ハニーズホールディングス<2792>が急騰、さくらインターネット<3778>も値を飛ばした。

 半面、川崎汽船<9107>が大きく利食われたほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>も軟調。JSR<4185>は小幅安、中外製薬<4519>、すかいらーくホールディングス<3197>なども冴えない。そーせいグループ<4565>は連日のストップ安。シンクロ・フード<3963>、KLab<3656>なども大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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