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株価指数先物【引け後】 ハイテク株売りに対して金融株買いのリバランスが強まり、NT倍率は一気に25日線水準まで低下


大阪9月限
日経225先物 33170 -400 (-1.19%)
TOPIX先物 2290.5 -7.0 (-0.30%)

 日経225先物(9月限)は前日比400円安の3万3170円で取引を終了。寄り付きは3万3430円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3565円)を下回り、売りが先行して始まった。売り一巡後は押し目狙いの資金が流入し、現物の寄り付き後ほどなくして3万3600円まで買われ、プラスに転じる場面も見られた。前場中盤に3万3380円まで軟化したものの、ランチタイムでは3万3500円辺りで保ち合うなど底堅さが意識された。しかし、後場に入り再び軟化すると下へのトレンドが強まり、終盤にかけて下落幅を広げ、3万3170円と本日の安値で終えた。

 日経225先物は、ランチタイムで戻りを見せたものの、朝方に付けた3万3600円を意識した動きとはならなかったことで、後場は戻りの鈍さを手掛かりにショート優位の需給状況となったようだ。売り一巡後に底堅い値動きで推移していたアドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]が、後場半ばから売りに押されたことも、ショートを仕掛けやすくさせたとみられる。

 ボリンジャーバンドの+1σが3万3180円辺りに切り上がってきたことから、押し目狙いのタイミングとなる。ただし、本日は値がさハイテク株への利益確定に対して、金融セクターへの買い戻しといった形でのリバランスが目立った。グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移しているため、前日同様にハイテク株に対する利益確定が続くようだと、日経225先物はいったんボリンジャーバンドの+1σ割れに向かいそうだ。そのため、米国市場の物色動向を見極めたいところであろう。

 短期的にはショートを仕掛けてくる流れが意識されそうだ。ここ数日はいったんリバウンドをみせた後に、戻りの鈍さを確認してからショートを強めてきている。ボリンジャーバンドの+1σを下回ってくるようだと、パラボリックのSAR値にタッチし、シグナルが陰転する可能性も高く、押し目狙いのロングを慎重にさせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.48倍に低下し、25日移動平均線水準まで一気に下げてきた。ハイテク株売りに対して金融株買いのリバランスの動きが明確に出た格好である。ボリンジャーバンドが収斂するなかでトレンドが出始めており、一気に-2σ辺りまでバイアスが強まる可能性も意識しておきたい。ただし、週足のボリンジャーバンドの+1σ水準まで低下してきたことで、NTショートの巻き戻しも意識されやすく、こちらも米国市場の物色動向次第となろう。

 手口面では、日経225先物は日産が1450枚、野村が840枚、三菱UFJが600枚程度の売り越しに対して、ABNクリアリンが1730枚、ソシエテジェネラルが910枚、SBIが760枚、ビーオブエーが410枚程度の買い越しだった。買い方は概ね裁定解消(現物売り・先物買い)に絡んだ商いとみられる。TOPIX先物はJPモルガンが3740枚、モルガンMUFGが790枚程度の売り越しに対して、ソシエテジェネラルが1130枚、ゴールドマンが1010枚、バークレイズが670枚程度の買い越しだった。

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