ディーエムソリュ Research Memo(8):配当は検討中だが、株主優待を厚くした
■株主還元策
ディーエムソリューションズ<6549>は、新規事業の立ち上げや既存事業の拡大投資などの資金ニーズから、現在、配当を実施していない。株主への利益還元については、重要な経営課題の1つであると認識しており、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、剰余金の配当を検討していく考えである。現状、配当実施の可能性や、その実施時期、回数についての基本方針は未定である。一方、同社は株主優待を実行している。毎年、3月31日現在の株主名簿に記録された株主のうち、2単元(200株)以上の株式を保有しかつ1年以上継続保有している株主を対象に、保有株式数200株以上600株未満で、中間基準日にクオカード3,000円分、期末基準日に「BeeMe」で取り扱っている1個4,000~5,000円相当(時価による変動あり)のマヌカハニー1瓶を贈呈、600株以上で、中間基準日にクオカード6,000円分、期末基準日にマヌカハニー2瓶を贈呈することとなった。
■情報セキュリティ
同社はダイレクトメールの発送代行業を主力事業としているため、顧客から多数の個人情報の預託を受けている。そのため個人情報の取扱いと管理には細心の注意を払っており、専用のクローズドな社内ネットワークを通じて個人情報を取り扱い、必要な人のみがIDとパスワードによってアクセスできるなど、厳密に管理するとともに、規程による手続きの明確化・徹底化を図っている。また、(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の発行するプライバシーマークを取得し、個人情報の管理には十分留意している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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提供:フィスコ