信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
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4413 ボードルア

東証G
4,980円
前日比
-90
-1.78%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
48.5 12.74
時価総額 798億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─東京市場は過熱感なき上昇で、さらなる高見を目指す!


「東京市場は過熱感なき上昇で、さらなる高見を目指す!」

●海外勢の一手買いに売り向かった国内勢だが……

 6月第1週(6月5日-9日)の投資家別売買動向のデータをご覧なっただろうか。私には非常にショックなものだった。次のようになっていたからだ。

 ・自己:-3543
 ・個人:-4819
 ・外国人:+9854
 ・生損保:-209
 ・都銀等:-108
 ・信託銀:-535
 ・他金融:-140
 ・投資信託:-801
 ・事業法人:+656
  (単位億円)

 これの何がショックなのか。買い越しは外国人投資家の9854億円、事業法人の656億円だけであり、他は証券会社の自己売買部門、個人、生損保、信託銀行、その他金融、投資信託、国内投資家とほとんどが売り越しだ。

 なかでも個人の売り越し額は4819億円に及び、証券会社の自己売買部門とともに、外国人投資家のほぼ一手買い(国内事業法人の656億円はあるが)に対して、国内勢は全面的に売りをぶつけていることになる。

 株の売買は自由なので、買おうが売ろうが売買そのものにはなんの文句もないが、それにしても国内勢の全面売りには首をかしげざるを得ない。そんなに売らねばならないような理由があるのだろうか。素直にこう思ってしまう。

 確かに、多くの銘柄が上昇してはいる。しかし、株は上がったから売った方がよい、というものではない。

 日経平均株価は16日には3万3772円まで上がったものの、過熱感などはほどんどない。株で恐いのは過熱。それが見られない以上、東京市場はさらなる上値を目指すと見てよい状況だ。

 幸い、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は金利据え置きだった。日銀も大規模金融緩和の継続を決めた。米国が利上げを見送った以上、日銀が引き上げるなどということは目先だけでなく、当面は考えられない。

 このような状況が示唆するのは、「株を買う他ないじゃないか」となる。

●常に突破口を切り開くのはグロース株

 では、何に投資するか。投資魅力が大きいのは、やはりグロース銘柄になる。閉塞した時代に風穴を開けて突破口を作ってくれるのはグロース企業、昔からこう決まっているので、具体的にはまずはボードルア <4413> [東証G]になる。 クラウドを軸にIT関連のインフラストラクチャーとなる設備はもちろん、運用、管理、コンサルなどオーラルウンドにカバーするビジネスで伸びており、2021年11月の上場以降、収益が落ちたことがない安定性は期待が持てる。

 クラウド型の セキュリティーサービスに強いサイバーセキュリティクラウド <4493> [東証G]も収益増が続いており、これまた成長が著しい。何しろセキュリティーサービスの「攻撃遮断くん」のネーミングが素晴らしく、依頼する企業は今後も増え続けるだろう。

 人工知能(AI)の活用による自動翻訳サービスで先行しているメタリアル <6182> [東証G]も、今後ますますその必要性は高まるとみてよい。専門分野に特化した法人向け翻訳サービスに強いことで知られ、エキスパートによる翻訳の信頼性も高いだけに株価も期待が持てる。

 ユーチューブ(YouTube)で演歌を見るだけの私にはちょっと理解しがたいが、いまやユーチューバーを上回る人気を持つのがVチューバー(VTuber)たち。人気のVチューバーを擁することで知られるのはANYCOLOR <5032> [東証P]だが、同社を追う形で今年3月に上場したのがカバー <5253> [東証G]だ。市場の関心はこちらに移りつつあり、株価は急騰中だが、ANYCOLORよりも安いこともあって引き続き人気を集めそうだ。投資するならカバーがよい。

 最後は、東証プライム銘柄の中から、成長力ではグロース銘柄と呼べるパルグループホールディングス <2726> [東証P]を紹介したい。女性衣料ブランド「CIAOPANIC(チャオパニック)」、生活雑貨「3コインズ」が順調で躍進は止まらないため、同社株も当然魅力的だ。

2023年6月16日 記

株探ニュース

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