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日経平均は反発、衆院解散への期待剥落も日銀現状維持で切り返す/相場概況


 

日経平均は反発。15日の米株式市場でダウ平均は428.73ドル高と大幅反発。長期金利の低下が安心感を誘い、買いが再燃。また、新規失業保険申請件数の予想以上の増加を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクルの終了が近いとの期待も相場を後押しした。ナスダック総合指数は+1.14%と6日続伸。一方、昨晩に岸田文雄首相が今国会会期中の衆議院解散を見送る考えを表明したことが失望感を誘い、日経平均は86.34円安と下落スタート。昼頃に日銀金融政策決定会合の結果公表を控えるなか、押し目買いは手控えられ、前引けまで軟調な展開が続いた。一方、前引け後に日銀の政策現状維持が伝わると、あく抜け感から午後は上昇に転じた。引けにかけては騰勢を強め、終盤に33772.76円(287.27円高)まで上値を伸ばした。

 大引けの日経平均は前日比220.59円高の33706.08円となった。東証プライム市場の売買高は20億1592万株、売買代金は5兆5601億円だった。セクターでは空運、鉱業、医薬品が上昇率上位に並んだ一方、海運、陸運、輸送用機器が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は36%だった。

 個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>の半導体、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ニデック<6594>、信越化学<4063>の値がさ株のほか、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>の商社、エーザイ<4523>、中外製薬<4519>、アステラス製薬<4503>の医薬品、資生堂<4911>、花王<4452>の化学、JAL<9201>、ANAHD<9202>の空運、ヤクルト本社<2267>、キッコーマン<2801>、東洋水産<2875>の食料品などが大きく上昇。

 エイチ・アイ・エス<9603>、パーク24<4666>など一昨日決算を発表したばかりの銘柄が買われ、前日ストップ高比例配分となったMSOL<7033>は本日もストップ高まで買われた。自社株買いを発表したキヤノン<7751>とニーズウェル<3992>が大幅高となり、レーティングが引き上げられたレゾナックHD<4004>も上昇。生成AI関連として、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>などが急伸したほか、チェンジHD<3962>、シンプレクスHD<4373>、サイボウズ<4776>など中小型グロース株の上昇が目立った。

 一方、日銀の政策現状維持を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行が軟調。半導体ではソシオネクスト<6526>が利益確定売りで下落し、村田製<6981>、三井ハイテック<6966>、新光電工<6967>などのハイテクの一角、ソニーG<6758>、HOYA<7741>の値がさ株の一角も下落。ホンダ<7267>、マツダ<7261>の輸送用機器、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運、コマツ<6301>、竹内製作所<6432>の建機、三菱マテリアル<5711>、DOWA<5714>の非鉄金属、三菱重工<7011>、IHI<7013>の防衛関連など、景気敏感株を中心とした銘柄も下落した。東証プライム市場の銘柄ではANYCOLOR<5032>が大幅安で値下がり率上位に顔を出した。
《YN》

 提供:フィスコ

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