ナノキャリア---第21回新株予約権の発行に係るIPガイア/アクセリードによる払込が完了
ナノキャリア<4571>は12日、2023年5月26日開催の取締役会において決議した、第三者割当による第21回新株予約権の発行に関して、本新株予約権に係る発行価額の総額の払込みが完了したことを発表。
本資本提携により、ナノキャリア、IPガイア及びアクセリードの3社が一体となり、製薬企業や欧米のバイオベンチャーにも匹敵する規模となるmRNA医薬品の研究開発・事業開発体制を構築し、新たなビジネスモデルでの活動を積極的に展開中。継続的なmRNA創薬アセットの創出と導出を目指す。
本新株予約権の潜在株式数は4,717,000株。 資金調達の額は約10億円。行使価額は212円。割当先はIPガイア及びアクセリードに対する第三者割当方式(IPガイア23,585個、アクセリード23,585個)。行使期間は2023年6月13日から2033年6月12日まで。本新株予約権を譲渡する場合には、同社取締役会の承認を要す。
同社は、mRNAの開発候補品のIP(知的財産権)を取得し、臨床開発に進むためのアセットを製薬会社等に導出する、mRNA創薬ビジネスを展開する。
IP ガイアは、製薬企業や大学又は公的研究機関が持つ画期的なコンセプトやシーズから、高品質の臨床候補化合物及びその知的財産を継続的に創出し、独自ネットワーク「IPG プラットフォーム」の会員に導出する事業開発特化型企業である。
アクセリードは傘下に、武田薬品工業<4502>の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した創薬ソリューションプロバイダーであるアクセリードドラッグディスカバリーパートナーズと、mRNAの開発に必要な製造を受託するアルカリスなどがあり、非臨床開発や製造に強みを持つ。
同社は、IP ガイア及びアクセリードが保有するネットワーク及び経営資源の有効活用を進め、製薬企業が求める質の高いmRNA医薬品候補を創出し、収益化を図るとしている。
《SI》
提供:フィスコ