日本製鉄は3日ぶり切り返す、低PER・PBRでバリュー株への資金シフト反映
日本製鉄<5401>は3日ぶり反発。商いも増勢で2900円近辺のもみ合いを上放れる動きをみせている。ここ日経平均の上昇が目立っているが、半導体や人工知能(AI)関連などに買い人気が偏っており、グロース(成長)株の優位性が際立っていた。バリュー株に位置付けられる同社株をはじめとした鉄鋼株は、動きが鈍かったが足もとでリターンリバーサル狙いの買いを引き寄せている。同社株はPERが7倍、PBRが0.6倍台と株価指標面から割安感が顕著であり、グロース株の上値が重くなり始めたところで、資金シフトの動きが観測される。米格付け会社のS&Pグローバルが12日に同社の長期格付けを1段階引き上げたことなども、間接的に株価の支援材料となっているもようだ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年06月14日 09時44分
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