新興市場銘柄ダイジェスト:リッジアイは大幅に反発、ウェルプレイドRが大幅に3日ぶり反落
<4388> エーアイ 879 -23
続落。KADOKAWA<9468>子会社のドワンゴ(東京都中央区)と共同開発した声変換ソフトウェアシリーズ「Seiren Voice」を高機能化する「v2音声ライブラリ」を6月2日から提供開始すると発表している。同シリーズはドワンゴの機械学習技術の開発・研究部門が独自開発したAIボイスチェンジャー。今回の高機能化でエーアイなどのキャラクターと組み合わせ、音声読み上げソフトの声に変換することができるという。
<5572> リッジアイ 3390 +340
大幅に反発。半導体大手のエヌビディアがテクノロジーを紹介するYoutubeチャンネルで、Ridge-iが荏原<6361>傘下の荏原環境プラント(東京都大田区)とともに実現したAIを活用したごみ焼却炉のイノベーションに関する対談動画が公開されたと発表している。「AIで変わるごみ焼却炉施設」と題し、AI活用の背景と直面した課題、AI人材育成とプロジェクト成功の秘訣、DX推進で考えるべきポイントについて解説している。
<9565> ウェルプレイドR 2856 -494
大幅に3日ぶり反落。短期間に急伸した反動で利益確定売りが先行している。ウェルプレイド・ライゼスト株は、政府が五輪採用を見据えてeスポーツの支援を検討するとの報道や国内最大級のポーカールーム運営会社との業務提携発表を契機に買いが殺到。23日終値(2350円)に比べて一時1000円も上伸したため、いったん値上がり益を確保する動きが出ているとみられる。
<6045> レントラックス 777 +9
3日ぶり反発。ルクセンブルグの投資会社サマラン ユーシッツがレントラックス株を発行済株式総数の6.30%(前回5.13%)に買い増したことが5%ルールに基づく変更報告書で明らかになり、買い材料視されている。報告義務発生日は18日で、保有目的は純投資。同報告書によると、サマラン ユーシッツは16日に4万2100株、17日に3万1000株、18日に2万0200株を市場内で取得している。
<4437> GDH 1140 +70
大幅に続伸。6月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位の水準を引き下げて投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図るとともに株式の流動性を高める。定款を一部変更して発行可能株式総数を1200万株から2400万株に拡大する。また、24年3月期の期末配当予想を5.00円から2.50円(前期末実績5.00円)に修正するが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。
<6182> メタリアル 1485 +14
3日続伸。子会社のロゼッタ(東京都千代田区)とMATRIX(同)が共同で、生成AIプラットフォーム「Metareal AI」のベータ版で6つの新AIアプリの提供を開始したと発表している。追加されるAIアプリは英文の文章校正、企業やプロジェクトの強み・弱み・機会・脅威(SWOT)分析、新規事業計画策定、財務分析、効果的なコピーライティングのサポート、新規事業損益シミュレーション。
《ST》
提供:フィスコ