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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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東証P
1,992円
前日比
-46
-2.26%
PTS
-円
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.1 4.02 0.55 31.98
時価総額 323億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─反転リーダーの候補銘柄に注目せよ!


「反転リーダーの候補銘柄に注目せよ!」

●先行の大型株に続き、中小型株に出番も

 日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新した。

 これまでの高値は21年9月14日につけた3万0795円。これをなかなか突破できなかったのだが、週末ようやくクリアして3万0924円の高値をつけた。

 日経平均株価を押し上げた最大の要因は、外国人投資家たちの日本株買いだ。彼らは実にこの7週間、連続で日本株を買い越したのだ。それにしても、なぜ彼らは「日本株買い」に転じたのか。

 すでにこれまでに幾度か触れてきたように、米著名投資家のバフェット氏が「これからも日本株をさらに買う。新しい投資対象を探している」と発言をしたことが大きい。何しろ、投資の神様の発言なのだ。米国の機関投資家たちも、それまで軽視していた日本株を改めて見直したところ、「結構買える銘柄があるじゃないか」となったと見てよい。

 ただ、彼らも日本株全体を買うのではなく、小型株は完全にスルーしている。そこまで気が回らないというのが、実際のところだろう。そのため、大型主力株がどんどん上がる一方で、小型株はほぼ蚊帳の外状態になっている。小型成長株に投資している人にとっては、さほど恩恵がない。

 しかし、私の長年の投資経験では、中小型株が先行して上昇し、大型主力株がそれに続く展開があるのと同様に、大型主力株が先行した場合、中小型株がそれに続くことがほとんどだ。今回は後者のパターンになろう。

●出遅れ・失速組の中から“宝”を探す

 市場はことあるごとに2極化しがちで、いまもそれが起きていることになるのだが、出遅れたり、失速している銘柄群も、企業価値の向上が見込めるなら、しばらくすると反転し、先行組を追いかけ始めるものだ。いまはそれに期待して、反転リーダーの候補となる銘柄に注目したい。

 まずは企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援に強いラキール <4074> [東証G] だ。DX化は際限がないビジネスだ。どんどん進化するなかで、一度受注したら特別な問題でも起きない限り、契約が永続する。ストック型のビジネスモデルであり、経営の安定性が高くなることで株価も上がりやすい。

 自動車用防振ゴムに強い住友理工 <5191> [東証P] は3月半ば以降上昇に転じたものの、5月12日に高値をつけたあとは急反落、足もとで押し目を入れており、ここからの浮上が見込める状況にあるといえる。防振ゴムの需要は当面増加が続くと見てよいからだ。

 目先急騰中なので小幅反落を待っての投資を条件に注目したいのが、プログリット <9560> [東証G] だ。英語学習者支援ビジネスを展開している企業で、英語を本格的に学習する意欲を持つ個人や企業の研修などを行っており、今後も伸びる可能性は高い。

 音楽コンテンツの著作権管理に強いNexTone <7094> [東証G] にも目を配りたい。株価は2月8日に4950円の高値をつけたあとは売られ続けている。5月12日に決算発表があって、そこからまた売られて急落している。業績に問題はなかったものの、市場は期待外れと見たのだろう。しかし、業績に問題がない以上、現状は売られすぎではないか……。ということで、現在の底値近辺での投資は成功確率が高いだろう。

 反対に下げ続けていた銘柄の中には、決算発表で反発に転じた銘柄もある。 ChatGPTを使った業務支援サービスで先行するユーザーローカル <3984> [東証P]だ。ChatGPTについては個人情報の観点から規制などのネガティブな情報が目立つため、株価は一時の好評価は失われつつあるものの、ChatGPT自体の利用拡大が止まることは考えられない。今後ますます利用されると考えてよく、株価が再起する確率は高い。

2023年5月19日 記

株探ニュース

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