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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8088 岩谷産業

東証P
1,876.0円
前日比
+6.0
+0.32%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.0 1.16 1.73 31.38
時価総額 4,394億円
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利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 31社選出 <成長株特集>

 本特集では、「利益成長“青天井”銘柄リスト」の【第1弾】(5月4日配信)、【第2弾】(5月14日配信)に続き、5月12日から17日の期間に発表された決算の中から、直近3ヵ月の23年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。

 下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、23年1-3月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を10%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している31社を選び出し、23年1-3月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、半導体向け純水製造装置の大手メーカーである野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]。1-3月期(第4四半期)の経常利益は32.1億円と過去最高だった前年同期を2.1倍も上回って着地。旺盛な半導体設備投資を背景に大型水処理装置案件の受注が増加するなか、韓国や中国、台湾、米国などで手持ち工事が順調に進んだ。また、超純水製造装置の配管材料も好調だった。同時に発表した24年3月期の同利益は前期比8.8%増の69.8億円と4期連続で過去最高益を更新する見通しだ。

 2位のやまびこ <6250> [東証P]は欧米でチェンソーなど小型屋外作業機械の販売が堅調に推移したほか、建設やエンターテイメント需要の増加を背景に北米で発電機の好調な販売が続いた。また、円安による収益押し上げ効果や前期に実施した値上げの浸透も寄与し、1-3月期(第1四半期)は3四半期ぶりに過去最高益を更新した。業績好調に伴い、上期(1-6月)の経常利益を従来予想の80億円→90億円に上方修正したことを受けて、株価は約1年1ヵ月ぶりの高値圏に浮上している。

 3位には人工知能(AI)開発ベンチャーのPKSHA Technology <3993> [東証S]が入った。1-3月期(第2四半期)は自動応答エンジンなどのAI SaaSプロダクトの販売が拡大したほか、対話型AI「ChatGPT」の登場などを追い風にソリューション案件の引き合いが増加した。また、投資先の株式売却に伴う売却益を計上したことも利益を押し上げた。併せて、減益予想だった23年9月期通期の経常利益を一転して最高益見通しに上方修正している。

 続く4位のファイバーゲート <9450> [東証P]は、マンションやアパート向け全戸一括インターネット接続(Wi-Fi)サービスを展開する主力のホームユース事業でリードタイムの長かった新築案件の貢献が始まり、1-3月期(第3四半期)の経常利益は前年同期比45.0%増の7.3億円に伸びて着地。また、創業20周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の7円→9円に増額修正したことも好感され、株価は約1年7ヵ月ぶりの高値圏を快走している。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 1-3月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<6254> 野村マイクロ    109  3219   1543    8.8   6981   6416  9.0
<6250> やまびこ     46.9  5913   4025   29.1  12800   9913  7.2
<3993> パークシャ    45.3  718    494    3.2   1600   1551 90.1
<9450> ファイバーG   45.0  738    509   22.2   1960   1604 22.1
<7814> 日本創発G    40.1  1568   1119    1.5   3700   3644 13.3
<3153> 八洲電機     37.5  2833   2061    2.4   3000   2929 13.5
<7047> ポート      34.7  578    429   10.4   1850   1675 14.8 *
<6326> クボタ      34.7 105495   78318   10.8  278000  250917 12.8 *
<4493> サイバーセキ   32.8  162    122   26.6   500   395 63.8
<4776> サイボウズ    32.5  1257    949    7.8   2450   2272 77.0

<4058> トヨクモ     29.8  270    208   12.9   720   638 35.9
<6560> LTS      29.0  338    262   55.4   900   579 23.7
<7747> 朝日インテク   27.5  6331   4967    6.7  17423  16326 60.1
<9739> NSW      26.1  2001   1587    3.8   5650   5442  9.4
<3924> ランドコンピ   24.1  473    381   16.9   1447   1238 11.6
<7094> ネクストーン   23.8  312    252   18.9   1000   841 35.5
<6912> 菊水HD     22.1  542    444    1.4   1550   1528  9.5
<7595> アルゴグラフ   22.0  2643   2167    1.0   8280   8200 15.9
<7972> イトーキ     21.4  4824   3974    2.1   6500   6369  9.8
<1736> オーテック    21.4  1175    968    6.3   2600   2447  7.0

<8074> ユアサ商     19.4  6249   5232    6.6  16400  15382  7.9
<3856> Aバランス    19.4  5273   4416    794  13500   1510 25.0
<3774> IIJ      15.7  8291   7165   11.1  30350  27309 25.3 *
<8117> 中央自      14.7  2805   2445    5.9   9500   8968  8.5
<2384> SBSHD    13.9 10520   9233    4.2  22300  21404 10.6
<6061> ユニバー園芸   13.8  694    610    1.9   2001   1963 10.4
<5352> 黒崎播磨     13.8  3901   3429    3.5  12500  12083  6.7
<8798> Aクリエイト   11.1  1087    978   39.0   2800   2015 14.7
<4481> ベース      10.9  1216   1096   19.4   4692   3931 32.9
<8088> 岩谷産      10.7 17383   15698    7.0  50300  47011 11.4

<5805> SWCC     10.0  3509   3190    2.0  10600  10393  8.2

※2022年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。

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