日本ピストンリング---慶應義塾大学医学部整形外科学教室ドクターとのアドバイザリー契約締結を発表
日本ピストンリング<6461>は17日、同社の医療用新材料チタンタンタル合金“NiFreeT(ニフリート)”において、整形外科を中心とした医療機器への適用に向けて専門的医学的な臨床医学の立場からの助言等を得るため、慶應義塾大学医学部整形外科学教室の2名のドクターとアドバイザリー契約を締結したと発表した。
また、本件に関しては、高度医療技術に用いる生体機能材料を専門分野とする上智大学理工学部機能創造理工学科の久森紀之教授および研究室と従来までの基礎的研究に加え、具体的な製品化に向けた共同での技術検討を同プロジェクトとして連携して取り組むとしている。
NiFreeTは、低ヤング率(人骨に近い剛性)、高弾性限(変形させた後でも戻りやすい)、非磁性(MRI下でも使用可能)、良好なX線視認性、ニッケルフリー(アレルギー対策)、生体適合性が高い(長期埋入が必要な医療機器にも適用可能)といった特性をもっており、今回のプロジェクトでは、NiFreeTを整形外科医療機器へ適用することで、上記の特性を活かし、体内への埋入時における骨への負担軽減の実現を目的としている。
《SI》
提供:フィスコ