コンフィデンス---23年3月期は2ケタ増収増益、人材事業は順調に推移
コンフィデンス<7374>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比17.5%増の51.97億円、営業利益が同25.2%増の9.33億円、経常利益が同25.7%増の9.27億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.4%増の6.17億円となった。
人材事業の売上高は前年同期比18.0%増の51.38億円、セグメント利益は同23.0%増の14.33億円となった。人材派遣事業においては、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され、景気の持ち直しの傾向にある中で、ゲーム会社のクリエイター需要は継続しており、新規取引先の開拓に加え、既存取引先の部署別・タイトル別開拓を行い、受注案件数を拡大している。人材紹介事業においては、各種の求人サイトを開設することによる求職者の募集強化を行い、求職者と求人案件のマッチング精度の向上を図ることによって、紹介事業における成約数の増加に取り組んでいる。受託事業において、現在稼働中の案件は安定的に推移しており、人材派遣事業との連携を図り、新規案件のリード獲得数増加に努めている。
メディア事業の売上高は同0.2%増の0.77億円、セグメント利益は同37.7%増の0.18億円となった。同社グループが運営する女性向けメディア「Lovely」は、ページビュー数当たりの単価に大きな変化がなかったが、ページビュー数は減少傾向にあり、アドネットワーク広告による売上高が低迷している。現在は、ゲーム業界のチャネルを活かしたゲームタイトルのプロモーション受託案件、SNSの運用代行や広告運用受託案件に注力することにより、売上拡大を図っている。
同日、「株式会社コンフィデンスと株式会社インターワークスの合併契約締結に関するお知らせ」を公表しており、本合併の影響を現時点で正確に算定することが困難であることから、2024年3月期通期の連結業績予想については、現時点で未定としている。
《SI》
提供:フィスコ