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今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドルは下げ渋る可能性


12日のドル・円は、東京市場では134円40銭から134円90銭まで上昇。欧米市場では134円63銭まで売られた後、一時135円76銭まで上昇し、135円72銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に135円台で推移か。米長期金利の反発を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

直近発表の米インフレ関連指標はまちまちの内容だったが、米国景気の大幅減速の懸念は多少和らいでおり、年内利下げ観測は後退したことから、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。インフレ持続の可能性があることから、米連邦準備制度理事会(FRB)が早い時期に金融緩和に転換する可能性は低下し、目先的に金利高・ドル高に振れやすい。今週発表される4月米小売売上高や4月米住宅着工件数などの経済指標が市場予想を上回った場合、ドルは下げづらくなりそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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