JIG-SAW---米大リーグ(MLB)サンディエゴ・パドレスとスマートスタジアム構築のためのパートナーシップ契約を締結
JIG-SAW<3914>は、10日、米国西海岸に本拠を置く米国MLB(メジャーリーグベースボール)サンディエゴ・パドレスと、JIG-SAWのIoT技術を活用するスマートスタジアムを構築するためのパートナーシップ契約を締結したと発表した。
パドレスのホームスタジアムであるサンディエゴのPetco Park(ペトコパーク)にタッチパネル式のデジタルサイネージを設置し、個々の座席、レストラン、その他の場所へのルート案内から、インタラクティブなコンテンツのスマートフォン統合、イベント告知のコンテンツ配信などのサービスを提供する。
このデジタルサイネージは、JIG-SAW IoTを経由し、スタジアム全体のコネクテッド・プロダクト・マネジメントプラットフォームであるTridiumのNiagaraにダイレクトに接続し、スタジアム全体の運営を一元化する。
今後は、あらゆる店舗や施設を含むスタジアム全体のデジタルトランスフォーメーションを推進し、「ホットドッグの無人スタンド」、「近くの混雑していないトイレ」、「ギフトショップの案内」、「効率的なパーキング」等も対象に含まれる。また、モーションセンサーとスマートセキュリティカメラを統合することで、訪問者の認識と緊急事態の早期検出を通じ、人の流れを制御するソリューションも開発する。
ベースボールスタジアムやスポーツ施設、オフィスビル、倉庫などの大規模施設のスマートファシリティ化には、導入するシステムの多様さによる運用・管理の複雑化、莫大な導入コストやハードル、開発期間の長期化など、さまざまな課題があるが、JIG-SAW IoTは、これらの企業・施設の仕組みやシステムにおけるコスト、時間、業務の煩雑さ、セキュリティの問題が解決でき、メーカーとシステムインテグレーターのシステム・データ統合を進化させ、スマートソリューションの限界を押し広げる役割を担うとしている。
《SI》
提供:フィスコ