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4199 ワンダープラネット

東証G
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前日比
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業績
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ワンプラ Research Memo(4):2023年8月期第2四半期累計業績は2ケタ増収(1)


■業績動向

1. 2022年8月期の業績概要
ワンダープラネット<4199>の2022年8月期の業績は、売上高が3,422百万円(前期比4.6%減)、営業損失が1,272百万円(前期は260百万円の利益)、経常損失が1,291百万円(同261百万円の利益)、当期純損失が1,887百万円(同825百万円の利益)となった。第3四半期までの進捗は業績予想レンジ内で推移したものの、第4四半期に新規リリースした「アリスフィクション」のユーザー獲得が当初計画どおりに進まなかった。費用面ではコスト見直しに取り組んだものの、「アリスフィクション」に関連した広告宣伝費増加分をカバーできず、減収及び損失計上することとなった。

第4四半期については、2022年7月に新規リリースした「アリスフィクション」及び既存タイトルともに当初計画を下回る売上高となった。営業利益以下の損益についても、売上高が想定を下回った影響に加え、「アリスフィクション」の一定規模のユーザー基盤確保を目的とした広告投資が想定を上回ったことを主因に、当初計画を下回った。なお、繰延税金資産の一部取崩しにより法人税等調整額591百万円を計上しているが、キャッシュ・フローへの影響はない。

2. 2023年8月期第2四半期累計の業績概要
2023年4月14日に発表された2023年8月期第2四半期累計業績は、売上高は前年同期比15.6%増の16.29億円、営業損失は3.20億円(前年同期は2.70億円の損失)、経常損失は3.34億円(同2.86億円の損失)、四半期純損失は3.49億円(同2.02億円の損失)となった。

第2四半期累計期間の売上高については、2022年7月に配信開始した「アリスフィクション」の売上寄与に加え、「クラッシュフィーバー」が堅調に推移した結果、前年同期比で増収となった。MAUの状況について、「クラッシュフィーバー」は7.5周年イベント等が奏功し堅調な推移となったが、「ジャンプチ ヒーローズ」は2,100万ダウンロードキャンペーン、「アリスフィクション」はコラボイベントの効果を継続することができず減少推移となった。営業利益に関しては、第2四半期累計期間では損失を計上したが、中長期的な収益の拡大に向け、前期に引き続きコンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトルの開発に取り組んでいる一方で、「アリスフィクション」を中心に既存タイトルの運営体制の見直しや最適化を進めることで外注費などの運営費削減に取り組んだほか、全社的に費用削減に取り組み、当第2四半期においては売上原価・販売費及び一般管理費が第1四半期に比べて減少し、営業損失額は縮小している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)

《YI》

 提供:フィスコ

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