新興市場銘柄ダイジェスト:PBシステムズは大幅に7日ぶり反発、Aimingがストップ高
<3496> アズーム 6380 +490
年初来高値。23年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)の営業利益を前年同期比40.6%増の5.94億円と発表している。遊休資産活用事業で月極駐車場のマスターリース台数及びサブリース台数が堅調に推移した。また、月極駐車場特化型の賃料保証サービスやレンタルスペースの運営サポートが順調だったことも増益に寄与した。通期予想は前期比42.3%増の12.50億円で据え置いた。
<4417> グローバルセキュ 5370 +405
大幅に続伸。一部メディアが売上高300億円以下の中堅上場企業を対象に22年度の年間平均PBR(株価純資産倍率)を算出し、21年度と比べて上昇幅の大きい企業をランキングした結果、グローバルセキュリティエキスパートが1位になったと報じている。報道では「サイバー対策や医薬・健康関連といった成長分野で業績を伸ばしている企業が、投資家からの評価を集めている」との見方が示されている。
<3911> Aiming 536 +80
ストップ高。23年12月期第2四半期累計(23年1-6月)の営業利益予想を5.98億円(前年同期実績は単体ベースで4.93億円)と発表している。通期予想は非開示。第1四半期(23年1-3月)の営業利益は5.76億円で着地した。オンラインゲーム配信サービス「ドラゴンクエストタクト」と同「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」が予想を上回って推移したことから、会社計画(2.20億円)を超過達成した。
<9219> ギックス 2880 +500
ストップ高。23年6月期の営業利益予想を従来の2.08億円から3.24億円(前期実績0.99億円)に上方修正している。データを用いて意思決定の精度を高めるデータインフォームドサービスで既存クライアント企業を中心に当初想定を上回る案件機会があったことに加え、計画していた研究開発活動の一部が有償案件となったため。各種費用の見直しなども利益を押し上げる要因になったとしている。
<4447> PBシステムズ 848 +103
大幅に7日ぶり反発。主力事業のセキュアクラウドシステム事業で既存顧客からSaaS用プライベートクラウド基盤の大型案件を受注したと発表している。受注金額は約10.71億円。23年9月期から24年9月期にかけて売上を計上する予定。大型案件受注が好感されていることに加え、ピー・ビーシステムズ株は3月27日に年初来高値を記録した後は値下がりが続いていただけに、値頃感も買いを後押ししているようだ。
<7352> Bエンジニア 1136 +96
年初来高値。エンジニアマッチングサービスを手掛けるUPTORY(仙台市)の全株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は1.25億円。UPTORYはフルリモートで働くフリーランスITエンジニアの分野で独自の顧客ネットワークとノウハウを有するという。子会社化で双方の顧客基盤やITエンジニアデータベースを掛け合わせるクロスセルの実現を見込む。23年8月期の業績への影響については現在精査中。
《ST》
提供:フィスコ