日経平均は201円高でスタート、レーザーテックやキーエンスなどが買われている/寄り付き概況
日経平均 : 29058.05 (+201.61)
TOPIX : 2070.37 (+12.89)
[寄り付き概況]
5月1日の日経平均は前週末比201.61円高の29058.05円と3営業日続伸でスタート。4月28日の米国市場でダウ平均は272ドル高の34098.16ドル、ナスダックは84.35ポイント高の12226.58で取引を終了。PCEコア価格や雇用コスト指数が根強いインフレを示唆したため金利高を警戒した売りで寄り付き後、下落。
一方、消費が堅調で景気後退懸念が緩和し、上昇に転じた。また、経営難に見舞われている地銀のファースト・リパブリック(FRC)株は再び下落に転じたものの、地銀セクターは全般的に強く金融システム全体への波及懸念も後退し相場を一段と押し上げた。
良好な主要企業決算や長期金利の低下で安心感も広がり、終盤にかけて上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の29065円。米国株高の流れを受けて、本日の日経平均はギャップアップスタート。
ただし、1日と2日は大型連休の谷間となるため、買い一巡後は次第にこう着感が強まるとの見方が強い。なお、取引時間中に29000円を上回るのは22年8月19日以来となる。
東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、日立<6501>、三井物産<8031>、三菱重<7011>などが買われている一方、ソニーG<6758>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、村田製作所<6981>などが安い。業種別では、電気ガス、卸売、精密機器などが上昇率上位で推移している。
《CS》
提供:フィスコ