貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6473 ジェイテクト

東証P
1,086.5円
前日比
+2.0
+0.18%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.6 0.48 4.60 1.24
時価総額 3,730億円
比較される銘柄
トヨタ, 
THK, 
不二越

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<動意株・27日>(大引け)=愛三工、ジェイテクト、Speeeなど

 愛三工業<7283>=商い増勢で大幅高。約3週間ぶりに900円台に乗せた。トヨタ系自動車部品会社で燃料ポンプや燃料噴射システムが主力だが、電動車制御システム分野への展開も力を入れ電気自動車(EV)シフトに対応している。足もとの業績も好調だ。26日取引終了後に発表した23年3月期決算は営業利益が前の期比39%増の136億3200万円と急拡大した。24年3月期の同利益については前期比2.7%増の140億円と伸び率は鈍化するものの増益基調をキープする見込みで安心感が広がった。同社は時価予想PERが6倍台、PBRは0.5倍台と非常に割安感が強く、東証が要請している低PBR改善策への期待も内包する。なお、株主還元に関しては既にかなり積極的であり、24年3月期の年間配当は40円(前期実績は35円)を計画、配当利回りに換算して4.4%前後と高水準だ。

 ジェイテクト<6473>=上値伸ばし年初来高値1100円が視界入り。軸受けメーカー大手で自動車向けパワーステアリングや工作機械などでも高い実績を持つ。自動車部品が好調なほか、軸受けも高水準の需要獲得が進んでいる。26日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表した。売上高は従来予想を若干減額したものの、最終利益を従来見通しの250億円から340億円に大幅増額、前の期比では64%増の急拡大となる。コスト削減努力を進める一方、製品価格の値上げ効果が利益に反映され、米国での税負担減少効果も発現する。PBRが0.5倍台と超割安圏にあることで、買いが誘導されやすくなっている面もあるようだ。

 Speee<4499>=商い伴い急動意。一時21.9%高の1622円まで買われた。この日昼ごろ、子会社Datachain(データチェーン)がステーブルコインによるデジタル証券のクロスチェーン決済に関する技術検証に成功したと発表しており、これが買い材料視されたようだ。Datachainは昨年から三菱UFJ信託銀行と提携し、技術検証を進めてきた経緯がある。

 jig.jp<5244>=切り返し急でストップ高。26日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を101億9800万円から105億300万円(前の期比16.9%増)へ、純利益を8億4400万円から9億7800万円(前の期2億1500万円の赤字)へ引き上げており、これを好感した買いが入っている。主力のライブ配信事業「ふわっち」が想定よりも順調に推移したことが業績を押し上げる。また、繰延税金資産の計上も寄与する見通し。

 ニューラルポケット<4056>=ビッグサプライズでストップ高。独自人工知能(AI)技術を活用した画像解析に強みを持ち、AI利用の電子広告が収益の主柱を担う。26日取引終了後、ソニーグループ<6758>傘下のソニーとサイネージ関連事業やAIを利用した人体の態度検知関連事業で業務提携することを発表した。更に、ソニーを割当先とする69万株の第三者割当増資(発行価格は971円)を実施する。これがビッグサプライズとなり買いが一気に流れ込む格好となった。

 野村マイクロ・サイエンス<6254>=底値から大きく切り返す。半導体業界向けを中心とする超純水装置の大手で、海外売上高比率が高く、特に韓国と台湾大手半導体メーカー向けで実績が高い。旺盛な半導体設備投資需要を背景に足もとの業績は会社側の想定を上回り絶好調に推移しており、26日取引終了後に、23年3月期の業績予想の上方修正と株主還元策の強化を発表した。営業利益は従来予想の50億円から65億円(前の期比47%増)に大幅に増額した。3期連続の大幅ピーク利益更新となる。好業績を背景に年間配当も従来計画の100円に大きく上乗せし、150円(前の期実績は95円)とすることも併せて発表、これがポジティブサプライズとなり株価を強く刺激する格好となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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