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株価指数先物【寄り前コメント】 権利行使価格2万8500円~2万8750円処のレンジを想定、GWを前にショートカバーが入りやすい


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 28670 +110 (+0.38%)
TOPIX先物 2043.5 +9.5 (+0.46%)
シカゴ日経平均先物 28675 +115
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 21日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.4と市場予想(49.0程度)を上回ったほか、製造業・サービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)速報値は53.5と昨年5月以来11カ月ぶりの高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化し、景気が悪化するとの懸念が重荷となり、一時下落に転じる場面が見られた。

 ただし、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が決算評価から3%を超す上昇となったほか、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が、傘下のホールフーズ・マーケットで数百人規模の人員削減を予定していると報じられ、業績改善期待で買われて指数を下支えした。前日に決算が嫌気されたテスラ<TSLA>も反発した。S&P500業種別指数は家庭用品・パーソナル用品、小売、電気通信サービスが上昇した一方で、銀行、素材、保険が下落。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比115円高の2万8675円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比30円安の2万8530円で始まり、一時2万8480円まで売られた。その後下げ幅を縮め、米国市場の取引開始時にはプラスに転じ、中盤にかけて2万8710円まで上昇する場面が見られた。買い一巡後は2万8650円辺りでこう着し、2万8670円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。節目の2万8500円水準では底堅さが見られており、2万8470円処に切り上がってきたボリンジャーバンドの+1σが支持線として意識されよう。今週は日米ともに主要企業の決算発表に加え、4月27日、28日に開かれる日銀金融政策決定会合を控えて、ポジションを傾けてくる動きは限られそうである。そのため、オプション権利行使価格の2万8500円~2万8750円辺りのレンジ推移が想定される。

 VIX指数は16.77に低下しており、リスク選好の流れは継続している。先週は予想を下回る経済指標の発表による景気後退懸念や、FRB高官らの発言を受けた利上げ継続観測が強まるなかで、VIX指数の低下傾向が継続していた。ショートは仕掛けづらい需給状況と考えられ、日経225先物の2万8500円近辺では押し目狙いのロングで対応したいところだろう。

 また、週末から大型連休に入る。連休中の5月2日-3日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。FOMCでの0.25%の追加利上げは織り込まれていると考えられ、通過後のアク抜けの動きも意識されやすいだろう。そのため、ショート筋によるポジション圧縮の動きが入る可能性はありそうだ。ボリンジャーバンドの+2σは2万9030円まで切り上がってきたほか、抵抗線として機能している週足の+2σも2万8800円まで上昇してきたため、オプション権利行使価格の2万8875円辺りへのリバウンドは想定しておきたい。

 先週末のNT倍率は先物中心限月で14.04倍だった。25日移動平均線を支持線としたトレンドを継続するなか、米国の大型テック株の決算のほか、国内ではファナック <6954> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]などの決算次第では、日経平均型優位の流れとなりやすく、14.10倍に位置する200日線を捉えてくる可能性もありそうだ。

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