テラスカイ---23年2月期は2ケタ増収増益、ソリューション事業が業績に寄与
テラスカイ<3915>は14日、2023年2月期連結決算を発表した。売上高は前期比22.8%増の154.40億円、営業利益は同22.3%減の5.12億円、経常利益は同7.8%減の6.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.3%増の3.47億円となった。
ソリューション事業の売上高は前年同期比26.2%増の140.88億円、セグメント利益(営業利益)は同14.3%増の19.45億円となった。当年度の売上高は、Salesforceを中心としたクラウドサービスの導入開発案件及びBeeXが行うSAPのクラウド・マイグレーション事業が拡大したことから増収となった。セグメント利益(営業利益)は、量子コンピュータ関連の研究開発を行うQuemix、エンジニア派遣のテラスカイ・テクノロジーズ、GCP関連のリベルスカイ、TerraSky(Thailand)Co.,Ltd.(タイ法人)、Marketing Automation導入コンサルティングのDiceWorks(ダイスワークス)に立上げ時の先行投資を行いながらも、増益となった。
製品事業の売上高は同3.5%減の15.24億円、セグメント損失(営業損失)は1.38億円(前年同期は1.03億円の損失)となった。当年度においては、「mitoco(ミトコ)」の契約増がサブスクリプション売上を牽引して増加した一方、「DataSpider Cloud」の導入時開発売上は減少し、減収となった。損益面では、「mitoco」の新機能開発、製品事業のマーケティング人材の採用増、「TerraSkyDay2022」のリアル開催等のコスト増により、損失となった。
2024年2月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比26.5%増の195.36億円、営業利益は同115.1%増の11.01億円、経常利益は同93.5%増の11.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同113.9%増の7.43億円を見込んでいる。
《YI》
提供:フィスコ