クオールホールディングス---サントリーウエルネスと地域の健康支援に関する協業開始

クオールホールディングス<3034>は13日、子会社のクオールとサントリーウエルネスがクオール薬局を利用する地域の顧客への健康支援に関する協業を開始すると発表。
クオールは、サントリーウエルネスの主力商品「セサミンEX」などを薬局で販売する。サントリーウエルネスが通信販売を開始して以来、初めての店頭販売となる。
現在、日本の少子高齢化は世界に例を見ないスピードで進行し、医療・介護体制の確保や社会保障費の増加とその財源の確保は喫緊の社会課題となっており、政府・自治体により、医療・介護の現場を在宅へと移し地域で健康をサポートする「地域包括ケアシステム」の構築や、国民の自発的な健康管理を促進することで医療費の適正化にもつながる「セルフメディケーション」等に関する取り組みが進められている。
一方で、インターネット等には健康に関する様々な情報が溢れ、正しい知識を得ることが困難な状況になっており、健康について気軽に相談できる専門家として、地域の薬剤師の役割が重要性を増している。
協業の内容は、クオール薬局の31店舗にて、健康食品に興味のある顧客に対し、薬剤師から成分の安全性や薬との飲み合わせ等を説明し、適切な理解を促進していく。あわせて、サントリーウエルネスの健康食品の7日間お試しサイズを新たに販売開始する。
この取り組みは将来的には870店舗に展開予定。
また本協業では、クオールの薬剤師とサントリーウエルネスの研究員による勉強会を定期的に開催し、両社が持つ様々な知見を共有する。
これにより、薬剤師の地域のお客様に対する健康サポート機能の充実化を図るとともに、お客様が健康について身近に相談できる人からのアドバイスを通して安心・納得して健康食品を購入できる機会を広げていく。

《YI》

　提供：フィスコ