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株価指数先物【寄り前コメント】 権利行使価格2万7625円~2万7875円のレンジに切り上がり、2万8000円が射程に入る


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 27870 +200 (+0.72%
TOPIX先物 1992.0 +14.5 (+0.73%)
シカゴ日経平均先物 27865 +195
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 10日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。前週末発表の3月の米雇用統計を受けて、米国景気に対する過度な警戒が和らぐ格好となった。5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での追加利上げ観測が高まり、米長期金利が上昇したことがハイテク株の重荷となったことでナスダックは安く引けたものの、終盤にかけて下落幅を縮めた。ただし、12日に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、全体としては上値の重さが目立った。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、資本財、耐久消費財・アパレルが上昇した半面、テクノロジー・ハード・機器、メディア、家庭用品・パーソナル用品が下落。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比195円高の2万7865円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円安の2万7650円で始まり、直後に付けた2万7630円を安値に切り返すと、米国市場の取引開始後に2万7800円を回復。買い一巡後は2万7740円~2万7800円辺りで保ち合いを見せていたが、終盤にかけて2万7880円まで買われる場面も見られ、2万7870円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

 日経225先物は、買い優勢の展開になりそうだ。雇用統計の結果を受けた米国市場の落ち着いた反応は安心感につながるだろう。米CPIの発表を控えているほか、米大手銀の決算発表を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすいが、下値の堅さが意識されそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日移動平均線が支持線として機能する格好でのリバウンドによって、前日のオプション権利行使価格である2万7500円~2万7750円から、2万7625円~2万7875円のレンジに切り上がり、節目の2万8000円が射程に入ってこよう。

 イースターマンデーで欧州市場の多くが休場だったため市場参加者は限られようが、祝日明けの欧州市場の堅調な展開が意識されやすく、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。また、ナスダックは小幅な下落となったが、マイクロン・テクノロジー<MU>が8%超える上昇となるなど半導体株の一角が買われ、SOX指数は1.7%超の上げだった。これにより、前日に指数の重荷となっていた、値がさハイテク株の一角の反発も期待されそうである。

 なお、VIX指数は18.97(6日は18.40)に上昇した。米CPIなど重要な指標の発表を控えているため慎重さはうかがえるが、引き続き20.00に接近する場面では上値を抑えられている。積極的なロングは避けつつも、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。

 また、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.99倍だった。一時13.96倍に低下し25日線を下回る場面も見られたが、引き続き支持線として意識されるなか、値がさハイテク株の反発を想定したNTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。

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