日産化が続落、国内大手証券は目標株価8200円に引き下げ
日産化学<4021>が続落。SMBC日興証券は4日、同社株の目標株価を8900円から8200円に引き下げた。投資評価の「1」は継続した。23年3月期の連結営業利益の予想は575億円から540億円に、24年3月期の同利益は620億円から580億円にそれぞれ下方修正した。外部環境の悪化を受け、半導体材料、ディスプレイ材料の出荷数量の想定を引き下げたほか、為替の前提を変更したことが主な要因。ただ、今3月期は国内農薬の値上げ効果の寄与や農薬及び動物薬原体の出荷増などで12期連続での営業増益は可能と予想している。足もとのバリュエーションは過度に低位にあるとみており、半導体材料のなかでの出遅れ銘柄として魅力的とも指摘している。
出所:MINKABU PRESS
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