岩谷産が逆行高で3連騰、水素の導入加速に向けた国策が追い風に
岩谷産業<8088>が全体下げ相場に逆行し3連騰。きょうはマドを開けて買われる人気となった。脱炭素への取り組みでは水素などのクリーンエネルギーの活用がカギを握る。岸田政権も水素エネルギーの普及に力を入れる構えを明示している。5日付の日本経済新聞が「政府は4日、次世代の脱炭素燃料として有力な水素の新たな導入目標の案を公表した。2040年に現状の6倍の1200万トン程度に増やす方向で、5月末にも決める。今後15年間に官民で15兆円の投資計画を検討する」と報じた。そうしたなか、家庭用ガスや産業用ガスの専門商社である同社は、次の収益主柱を担うビジネスとして水素事業に照準を合わせ、育成に本腰を入れている。株式市場でも水素関連のシンボルストックに位置付けられており、国策の追い風を手掛かり材料に投資資金が流入する形となった。
出所:MINKABU PRESS
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