新興市場銘柄ダイジェスト:ソフトMAXは大幅に続伸、ハルメクHDがストップ高
<3979> うるる 1989 -57
大幅に続落。電話代行SaaSサービス「fondesk」事業部のセールスチーム長である笹島渚氏が28日開催のDXソリューションのイベント「製造業DXカンファレンス」に登壇する予定と発表している。電話連絡やFAXが主流となっている製造業での電話DXの導入事例などについて話す。イベント登壇は拡販に資するとみられるが、うるる株は22日に昨年来高値(2190円)を付けたばかりとあって、利益確定売りが続いているようだ。
<2158> FRONTEO 634 +29
大幅高。創薬支援AIシステム「liGALILEO(リガリレオ)」の解析対象である標的遺伝子・分子について評価を行う対象疾患を従来の1500疾患から1万2000疾患に拡充したと発表している。製薬企業などに対し、より有用な解析や情報提供が可能になるとしている。liGALILEOは、自然言語解析AIエンジンを用いて論文情報や医学薬学データをベースに遺伝子・分子の創薬標的としてのポテンシャルを網羅的・効率的・客観的に分析するソリューション。
<7119> ハルメクHD 2881 +500
ストップ高。前日の上場初日に公開価格(1720円)を15.2%上回る1981円で初値を付けた後も継続して買いが入っている。ハルメクホールディングスはシニア女性向けの情報提供やイベント、自社ECやカタログ通販などでの物販を手掛けている。雑誌「ハルメク」が発行部数を4年連続で伸ばしているほか、22年8月にはサブスクリプション型の動画/音声サービス「ハルメク365」も開始しており、成長期待から投資資金の流入が続いているようだ。
<3671> ソフトMAX 810 +44
大幅に続伸。政府が「全国の医療機関・薬局で電子カルテ情報の一部の共有、閲覧を可能にする新たなシステムを構築し、感染症危機時などに、病院や自治体が迅速に患者の情報を共有できる体制を目指す」と一部メディアが報道し、買い手掛かりとなっている。報道によると、4月にも医療現場のデジタル化に向けた工程表を決定するという。ソフトマックスはWeb型電子カルテシステムを手掛けており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。
<5252> 日本ナレッジ 3510 -
上場2日目に公開価格(1500円)の2.5倍となる3750円で初値を付けた。主な事業は、ソフトウェアのテスト・品質検証サービス、システム受託開発など。23年3月期の営業利益予想は前期比36.4%増の1.80億円。検証事業でエンジニア1人当たり売上高が増加するほか、開発事業でインボイス制度に伴う請求書発行機能のシステム改修が必要となることから、稼動エンジニア数が増加すると見込んでいる。第3四半期累計の実績は1.88億円だった。
<5035> HOUSEI 800 -18
朝高後、マイナス転落。デジタルコンテンツを取り扱うSEVEN&EIGHT HOLDINGS(東京都港区)と共同で、IP斡旋などを手掛ける子会社「SEVEN&EIGHT SYSTEM」(東京都新宿区)を設立すると発表している。持株比率はHOUSEIが51%、SEVEN&EIGHT HOLDINGSが49%。海外ネットワークを有するSEVEN&EIGHT HOLDINGSの営業力や企画力を取り入れ、日本に加えて中国、台湾、韓国などのエンターテイメント業界を対象にIP斡旋とITサービスを行う。
《ST》
提供:フィスコ