東エレクは1200円超の上昇、新工場建設の動きをポジティブ評価
東京エレクトロン<8035>が反発、1200円を超える上昇で4万8000円台半ばまで水準を戻している。前日の米国株市場では金融株を中心に買いが活発で全体指数を押し上げているが、半導体関連株は高安まちまちながらエヌビディア<NVDA>などがしっかりした動きをみせ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続伸となった。東京市場でも半導体主力株は前週末に大きく値を下げた反動もあって、きょうは買い戻しが優勢となっている。そのなか東エレクは、祝日前の20日に、岩手県に総工費約220億円で半導体製造装置の新工場を建設することを発表したことも材料視されている。足もとで市況が軟化しているとはいえ、中期的に需要の大幅な増加が見込まれる半導体需要を取り込むことに積極的な姿勢を崩しておらず、これが株価にポジティブに作用している。
出所:MINKABU PRESS
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