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NY株式:米国株式市場はまちまち、金利先高観が重し


ダウ平均は58.06ドル安の32,798.40ドル、ナスダックは45.67ポイント高の11,576.00で取引を終了した。

金利の上昇一服を好感した買いが先行。その後、予想を上回った雇用関連指標や、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院での議会証言で3月会合での大幅利上げも除外しない姿勢を表明すると金利が上昇に転じ売りが再開。ただ、概ね織り込み済みの内容で終盤にかけては買い戻され、ダウ平均は下げ幅を縮小。ナスダック総合指数はプラス圏を回復し、まちまちで終了した。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇、自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。

食品会社のキャンベルスープ(CPB)は四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、通期の売上見通しを引き上げ上昇。エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は著名投資家のバフェット氏が運営するバークシャー・ハサウェイが同社株を追加で購入したことが当局への報告で明らかになり買われた。半導体のクアルコム(QCOM)は増配が好感されて上昇。

一方、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は23年型「モデルY」で走行中にハンドルが外れる事象が報告されたことに関し当局が調査しているとの報道が嫌気され下落。オンライン衣料品小売のスティッチ・フィックス(SFIX)は四半期決算で損失が予想を上回り、大幅安。自然食品会社のユナイテッド・ナチュラルフーズ(UNFI)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回ったほか、通期の業績見通しを引き下げ、さらに24年会計年度の財務目標を撤回したことが嫌気され、大きく売られた。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では経済活動がわずかに拡大した、と報告された。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

 提供:フィスコ

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