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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6465 ホシザキ

東証P
6,022円
前日比
+56
+0.94%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.3 2.55 1.58 0.78
時価総額 8,725億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─東京市場に吹く春風に乗る!投資家の視線はさらに先へ!!


「東京市場に吹く春風に乗る!投資家の視線はさらに先へ!!」

●収益向上・好転銘柄の上昇力にこだわる

 「東京市場に春風吹く」だ。

 すでに関東地方には春一番が訪れた。それに刺激されたのか、週末には東京市場にも東風(こちかぜ:東から吹く春風)が吹き抜けた。

 なんと日経平均株価は前日比428円高。最近では400円以上の上昇は珍しく、正直、多少の困惑もある。

 しかも、上昇をもたらした要因が、興味深いものだった。

 米国の2~30年の長短金利がすべて上昇、しかも10年債は4カ月ぶりに4%台に乗せるという、通常なら株式市場が大きく下げてもおかしくないことが起きたのに、NYダウはもちろんナスダック、 S&P500のいずれも上昇したのだ。

 3月21~22日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)について、アトランタ地区連銀のボスティック総裁が「0.25%利上げを支持する」と発言したことが、買い材料になったとされる。

 ボスティック総裁はタカ派と見られている人物。それが0.25%利上げを容認、これには私も驚いたが、それにしても米国市場は敏感すぎるセンサーのようだ。その場、その場の雑音的な発言や材料に大きく反応するため、たとえ上昇したとしても信頼性は低くなってしまう。それでも上昇した以上は、それに付くのが投資の鉄則である。

 ここは、東京市場に訪れている春風に乗る、のが正解となる。

 現在の東京市場が配当取りの買いによって上昇しているのは明らかだ。それがリアルに表れているのがETF(上場投資信託)市場。そこには高配当関連の次のような銘柄が上場している。

 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 <1489> [東証E]、NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 <1577> [東証E]、ダイワ上場投信-TOPIX 高配当40指数 <1651> [東証E]、上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) <1698> [東証E]など。

 新値を更新中の銘柄がほとんどで、投資家の期待に応える日々となっている。

 それ故、これらも投資対象として魅力的ではあるのだが、私は個別銘柄にこだわりたい。

 現在の東京市場は私に言わせると、基本的には「業績相場」になっている。当然、収益向上・好転企業の株価上昇力はETFを上回るからだ。

●麦わら帽子は冬に買え

 さて、関東地方に春一番が吹けば、今後は本格的な春の訪れがあり、梅雨が来て、初夏が到来し、列島を猛暑が覆い、秋が巡ってくると決まっているので、ここは「麦わら帽子は冬に買え」で行きたい。

 まずは梅雨、猛暑に備えて冷凍冷蔵庫、冷凍ケースに強いホシザキ <6465> [東証P]、大和冷機工業 <6459> [東証P]になる。特にホシザキは製氷機で世界シェアの約3割を握るメーカー。説明するまでもなく、夏は氷なしではいられないことを思うと、製氷機に強い同社は非常に魅力的だ。

 もちろん夏といえば、エアコンになる。具体的なメーカーとなると世界首位のダイキン工業 <6367> [東証P]だが、株価は2万3000円台と高く、かなりの高額投資になるので、富士通ゼネラル <6755> [東証P]を狙いたい。

 食品はどうか。いまでは季節を問わずに消費されるようになったが、やはり忘れてならないのが 冷凍食品だ。最大手のニチレイ <2871> [東証P]は滑走路を走行中といったところだが、夏場に向けて次第に離陸が見込める。冷凍食品だけでなく、麺にも強いのが東洋水産 <2875> [東証P]。株価の浮上はこちらの方がニチレイより早くなる可能性が高い。

 他ではもちろんアサヒグループホールディングス <2502> [東証P]、キリンホールディングス <2503> [東証P]、サッポロホールディングス <2501> [東証P]のビール3社がある。投資対象としては株価が出遅れ気味なサッポロでよい。

 最後にレジャー関連を。暑くなればなるほど外出したくなる人は結構多いので、オリエンタルランド <4661> [東証P]を。そして、東京サマーランドを運営する東京都競馬 <9672> [東証P]だ。いまは競馬主体で株価の動きはサエないが、気温の上昇とともに浮上すると見る。

2023年3月3日 記

株探ニュース

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