横浜冷凍---「ちばリサーチパーク物流センター」を竣工
横浜冷凍<2874>は1日、ちばリサーチパーク内に「ちばリサーチパーク物流センター」を竣工したことを発表。
同センターは、鉄筋コンクリート造3階建て一部鉄骨造で、収容能力は、30,475tである。ちばリサーチパークに所在し、東関東自動車道の佐倉ICから約6kmに位置し、北関東や東北地区へもアクセス可能で、茨城県の大洗港-北海道間のフェリー貨物の取り扱いも見込める。圏央道沿いの冷蔵倉庫に、同センターが関東地区の東の拠点として加わることで、首都圏から北関東までをカバーする広域物流ネットワークが完成する。
同センターでは、業界に先駆けて作業用ロボットを使用したデバンパレタイズシステム(DPS)を導入し、荷下ろし後の貨物の運搬からパレットへの積み上げ、フィルム梱包までの一連の作業を自動化する。太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入し、蓄電による冷蔵倉庫の冷却を行い、自立機能式パワーコンディショナーシステムにより災害等の非常時にも、同センターで発電したエネルギーで倉庫内の冷却が可能である。電気自動車を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設置する。災害時の非常用電源として利用可能である。ZEB評価を取得した事務所棟は、省エネ化により消費電力を従来比で50%以上削減し、太陽光発電により50%以上の創エネを実現し、建物のエネルギー消費量の収支をゼロ以下にする。使用するパレットはすべてRFIDタグを埋め込んだパレットを導入し、デジタル技術を活用したパレット管理も実現する。パレット情報と自社システムで管理しているパレット上の実貨物情報を連携することが可能となる。
《NS》
提供:フィスコ