タクマ---「階段炉下水汚泥焼却発電システム」、日本エネルギー学会、学会賞(技術部門)受賞
タクマ<6013>は1日、下水汚泥の焼却廃熱を利用して発電を行う「階段炉下水汚泥焼却発電システム」が、日本エネルギー学会の2022年度表彰にて、学会賞(技術部門)を受賞したことを発表。
同賞は、エネルギーに関する技術分野にて、特に顕著な成果を生み出した個人あるいは団体に対して贈られるものである。
現在、下水汚泥の焼却には補助燃料として化石燃料が一般的に使用されている。また、汚泥焼却により発生するN2O(CO2の約300倍の地球温暖化係数を有する温室効果ガス)の抑制策として高温焼却が進められ、補助燃料使用量の増加につながっている。
同システムは、階段炉を採用することで補助燃料を使用せずに下水汚泥を焼却し、さらに余剰電力を生み出すことが可能で、省エネルギー・創エネルギーと温室効果ガスの排出削減を実現できることが評価された。
《YI》
提供:フィスコ