日本製鉄は上値指向鮮明で新値街道に復帰、低PBR株物色の波に乗る
日本製鉄<5401>は全般軟調地合いに抗して上値指向を鮮明としており、一時112円高の3182円まで上値を伸ばし、前週21日につけた昨年来高値3120円を上回り新値街道に復帰した。現在の東京市場では低PBR銘柄の水準訂正高が相場テーマの一つとなっており、鉄鋼業界のシンボルストックである同社株も0.7倍台のPBRを見直す動きに拍車がかかっている。低PBRだけでなくPERも超割安圏にあり、加えて配当利回りが5.7%前後と非常に高いことで、3月期末に向けた配当権利取り狙いの買いを誘導している。製品価格の値上げ効果で23年3月期は業績回復色が鮮明、市場では同社の24年3月期の業績が増収増益基調を維持できるかにも関心が高まっている。
出所:MINKABU PRESS
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