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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7570 橋本総業HD

東証S
1,183円
前日比
-2
-0.17%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.0 0.74 4.06 16.56
時価総額 252億円
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橋本総業HD Research Memo(5):「みらい活動」は業界最大かつ最良のネットワーク


■中期経営計画

4. 「みらい活動」
橋本総業ホールディングス<7570>のバリューチェーンづくりを「みらい活動」とし、業界最大かつ最良のネットワークの構築を進めている。「売り手」「買い手」の関係ではなく、人と人がつながることで互いにビジネスが向上する「ベストパートナー」の関係づくりを目指し、業界全体の発展に貢献している。「みらい活動」では販売店、仕入先、工事店の各会員と同社が「4位1体」となって県別(支店別)に「みらい会」を展開しており、「みらい会」会員相互の販促の場となるイベント「みらい市」を開催することで、会員に対して、いつでも、どこでも、何でも対応する「みらいサービス」を提供している。

(1) 「みらい会」
「みらい会」は、研修やイベントを通じて会員の要望に応える会である。全国20地区それぞれにあり、販売店375社(465事業所)、仕入先メーカー137社(681事業所)、建設みらい会70社、金融会員27社、そして同社の各支店で構成されている。研修会は毎年4回以上開催され、参加者は互いに情報を持ち寄り、商材や経営などのノウハウの取得に取り組んでいる。また、メーカーから販売先への情報伝達だけでなく、会員同士の情報交換や販売先からメーカーへのフィードバックも多く、参加者にとって有益な会となっている。

(2) 「みらい市」
「みらい市」は業界最大級の展示会イベントで、メーカーの展示だけでなく、「みらい会」会員相互の販促の場にもなっている。2021年3月期及び2022年3月期は、最大規模となる「東京みらい市」及び「みらい会」総会がコロナ禍により中止となったが、2023年3月期は全国7ヶ所で「みらい市」を開催した(2023年3月期第3四半期末時点)。特に、3年ぶりの開催となった「東京みらい市」は、ネット上で「みらい市」を体験できる「WEBみらい市」を同時開催するハイブリッド体制とした結果、過去最高(2019年の15,000人超)を上回る18,778名(Web参加者8,259名を含む)が参加した。同社は、メーカーのショールームを使った「ショールームみらい市」や「WEBみらい市」を通じ「毎月がみらい市」を目指しており、「みらい市」のさらなる拡充を図る方針だ。

(3) 「みらいサービス」
「みらいサービス」は、販促、健康、研修、IT、分科会、イベント、物流、メディアの8つサービスからなる。これらを、いつでも、どこでも、何でもわかり、手配できる「情報データベース(みらいクラウド)」として充実を図っている。一例を挙げると、「販促」では商売に役立つ販促ツールとして、社名入りの総合管材百科(カタログ)である「みらい百科」、市況や経済、商品の最新情報を毎月届ける「月刊みらい」などを提供している。「研修」では業界のプロの育成を目指し、毎月本社などで開催する経営幹部セミナー「橋本学校」、各地で開催するセミナーや講演会、商品研修などを展開している。「IT」では会員専用Webサイト「OPS」の運営や会議・商談のオンライン化など、業務効率化に役立つツールを提供している。


「進化活動」を通じて生産性向上を目指す

5. 「進化活動」
「進化活動」は、「しくみ作り(「みらいプラン」の実現)」「人づくり(「みらいアカデミー」)」「しかけ作り(会社の質の向上)」を通じて、同社だけでなく取引先の生産性向上も推進する取り組みである。「しくみ作り」では商流の一貫化(サプライチェーン)、物流の共同化(ワンストップ化)、情報流の共有化(ダイレクト化)に取り組んでいる。「人づくり」では業界のプロ人材の育成に取り組んでいる。仕事の基本、商品知識、業界資格の習得のほか、対面(橋本学校)とオンラインを併用した研修、実地研修ができる東雲研修センターでの施工研修を開催している。次世代経営者の育成を通じて、取引先各社と同社の人間関係の深化や、社会問題化しつつある後継者難の解消につなげる方針だ。「しかけ作り」ではデジタル化、ITの活用、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、見える化、チーム活動を推進している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SI》

 提供:フィスコ

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