三菱UFJ、第一生命HDなど底堅い、米長期金利4%乗せ目前で思惑買い
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株は、全般下げ相場に抗して底堅さを発揮している。前日の米国株市場では強い経済指標の発表を受けて金融引き締め長期化に対する警戒感が再燃し、主要株価指数が総じて下落した。米10年債利回りは3.9%台後半まで上昇し4%台乗せを目前に捉えており、これが東京市場でも嫌気されているが、米国事業を手掛ける大手金融株にとっては運用環境の改善が見込まれ収益面で追い風となる。
また、国内では今週末24日に日銀の次期総裁に就く予定である植田和男氏の衆議院での所信聴取と質疑応答が行われる見通しで、この内容にマーケットの関心が高い。急な金融政策変更には否定的な姿勢を示しているが、イールドカーブ・コントロールの段階的解除に向けた動きは避けられないとの見方が強く、これが銀行や生保にとってはポジティブ材料として意識される。
出所:MINKABU PRESS
また、国内では今週末24日に日銀の次期総裁に就く予定である植田和男氏の衆議院での所信聴取と質疑応答が行われる見通しで、この内容にマーケットの関心が高い。急な金融政策変更には否定的な姿勢を示しているが、イールドカーブ・コントロールの段階的解除に向けた動きは避けられないとの見方が強く、これが銀行や生保にとってはポジティブ材料として意識される。
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