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日経平均は反落、手掛かり材料難のなか目立つのはバリュー株物色/相場概況


日経平均は反落。20日の米株式市場はワシントン誕生記念日のため休場。欧州株式市場では、英FTSE100が+0.12%、独DAXが-0.02%、仏CAC40が-0.16%とまちまち。手掛かり材料難の中、日経平均は45.85円安からスタート。序盤は売りが先行し、一時27359.12円(172.82円安)まで下落する場面があった。ただ、週末にかけてイベントを控える中、持ち高を一方向に傾ける向きは限られ、27500円割れでは買い戻しが入りやすく、切り返すと前日終値近くまで一時戻した。午後は香港ハンセン指数の下落などが重しとなり、大引けまでじわじわと値を切り下げる展開となった。ハイテク・グロース(成長)株の売りが続いた一方、バリュー(割安)株の物色が引き続き目立った。

 大引けの日経平均は前日比58.84円安の27473.10円となった。東証プライム市場の売買高は10億663万株、売買代金は2兆2796億円だった。セクターでは空運、陸運、小売が下落率上位となった一方、鉱業、繊維製品、石油・石炭が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。

 個別では、金属価格の上昇を材料にUACJ<5741>、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、などが上昇。異形棒鋼の値上げを発表した東京製鐵<5423>のほか、山陽特殊製鋼<5481>、大和工業<5444>などの鉄鋼や、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、コスモエネHD<5021>などの鉱業、石油・石炭なども高い。国内証券の目標株価引き上げも追い風に三菱商事<8058>、三井物産<8031>、丸紅<8002>、住友商事<8053>など商社も堅調。東レ<3402>は「空飛ぶ車」などの素材開発の拠点設置についての報道が材料視された。大黒天<2791>は国内証券の新規買い推奨、ホシデン<6804>はシティインデックスイレブンズの大量保有の判明を材料にそれぞれ急伸。西松建設<1820>は中期経営計画の発表で見直し買いが活発化。東洋炭素<5310>は決算説明会を受け、パワー半導体関連製品の評価が高まり、大きく上昇した。

 一方、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、SMC<6273>、安川電機<6506>、新光電工<6967>、太陽誘電<6976>などの値がさ株、ハイテク株が全般下落。メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、メドレー<4480>、マネーフォワード<3994>、ラクス<3923>などグロース株も総じて軟調。JAL<9201>、ANAHD<9202>、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、三越伊勢丹HD<3099>、高島屋<8233>、パンパシHD<7532>、エアトリ<6191>などインバウンド関連も売りが目立った。決算短信に継続企業の前提に関する注記記載が嫌気されたツバキ・ナカシマ<6464>は急落した。
《YN》

 提供:フィスコ

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