信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
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4884 クリングルファーマ

東証G
845円
前日比
-15
-1.74%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.75
時価総額 57.6億円

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<動意株・21日>(大引け)=アバール、邦ガス、PAコンサルなど

 アバールデータ<6918>=連日で最高値圏を舞う。前日は一時400円を超える急騰で上場来高値を更新したが、買い気は強くきょうも目先筋の利食いを吸収して上値追い態勢にある。半導体製造装置用電子制御装置の受託製造を主力に、利益率の高い自社製品も展開する。米国では画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が人工知能(AI)関連の最右翼として収益成長への期待が高まっており、株価面でも再評価されている。アバールもFPGA画像処理やディープラーニングなど高技術をベースとした画像製品で優位性を持っており、AI普及局面で活躍余地が広がる可能性がある。PERは依然として7倍台と割安感が強く、株式需給面では最高値圏で戻り売り圧力がないほか、信用買い残も直近データで16万株程度にとどまり上値が軽い。

 東邦ガス<9533>=中長期トレンド上昇転換の兆し。75日移動平均線とのマイナスカイ離解消の動きをみせている。都市ガス各社は脱炭素に向けた取り組みを活発化させており、直近では20日に東京ガス<9531>が成田空港のグリーントランスフォーメーション(GX)を手掛ける新会社を成田国際空港会社(NAA)と折半出資で設立したことを発表している。東邦ガスも、環境調和型社会の実現に向けた取り組みを念頭に技術開発も推進し、工業炉を手掛ける日本ファーネス(横浜市神奈川区)と共同で水素と都市ガス兼用の工業用バーナーを実用化するなど展開が急だ。

 プラスアルファ・コンサルティング<4071>=3日ぶりに急反発。この日、人事業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化などを促す同社のマネジメントシステム「タレントパレット」に関し、ニトリホールディングス<9843>が導入したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。人事業務に必要な分析機能が充実していることに加え、数字を根拠に意思決定を支援できる点などが評価されたとしている。

 クリングルファーマ<4884>=上値追い鮮烈。前日に続く急伸となっている。同社は肝細胞増殖因子(HGF)タンパク質を活用した難治性疾患の治療薬の研究開発を行っている。足もとの業績は赤字ながら再生医療分野での独自技術が脚光を浴びており、今月1日には慶応大学と協業で進めている慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に世界で初めて成功したことを発表し、耳目を集めた経緯がある。目先新たな買い材料が出現したわけではないものの、市場では「メッセンジャーRNAのがん治療への応用などの横軸展開や、mRNAに絡むバイオ工場が国内で稼働する状況下にあって、バイオ関連株には思惑が向かいやすい」(準大手証券ストラテジスト)という声がある。また、同社株については株式需給面でも追い風が吹く。外資系経由での貸株調達による空売りが観測されていたが、直近その買い戻しが株価に浮揚力を与えているもようだ。

 ITbookホールディングス<1447>=上値指向。官公庁に強みを持つITソリューション企業で、マイナンバーカード関連の案件で実績が高いほか、地盤調査・改良事業などにも幅広く展開し、建設業界にも太いパイプを持っている。そうしたなか、20日取引終了後に画像処理AIによる品質判定アプリケーション「MARCRAY」において、建設業界初となるAIを活用した技術・製品での技術審査証明を取得したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

 MIRARTHホールディングス<8897>=続伸。決算発表絡みで今月7日に急落したものの、300円台後半は押し目買いが活発で売り物を吸収していた。20日取引終了後、23年3月期の年間配当を従来計画の20円から22円に2円増額することを発表、これを好感する形で投資資金が流入している。分譲マンション販売を手掛ける同社は今期営業利益については前期比微増予想ながら、トップラインは同7%の伸びを見込み前期に続く増収を確保する見通し。PER5倍台、PBRは0.6倍台と株価指標面から超割安圏に位置していることもあり、水準訂正狙いの買いが活発化している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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