システムズ・デザイン---3Qも2ケタ増収・大幅な増益、連結業績予想の上方修正に加え期末配当予想の増配を発表
システムズ・デザイン<3766>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%増の70.10億円、営業利益が同189.1%増の4.78億円、経常利益が同170.9%増の4.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同230.3%増の3.10億円となった。
システム開発事業の売上高は前年同期比24.0%増の38.72億円、営業利益は同287.7%増の3.05億円となった。主要顧客のシステムリプレースに伴う案件受注が上期に集中し、大きく業績を牽引した。また、ローコード開発ツールを活用した開発業務や、子会社の業績も堅調に推移したことにより、売上、利益共に好調に推移した。
アウトソーシング事業の売上高は同4.1%増の31.37億円、営業利益は同99.4%増の1.73億円となった。新規案件の獲得や主要顧客からのコンタクトセンターサービスなどの受注が堅調に推移し、また、子会社においては新型コロナウイルスにかかる医療保険の請求等が上期中心に増加したことにより、売上、利益共に順調に推移した。
2023年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比12.1%増(前回予想比1.3%増)の93.51億円、営業利益は同56.5%増(同25.8%増)の5.22億円、経常利益は同51.2%増(同27.7%増)の5.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同34.0%増(同30.3%増)の3.21億円としている。
また、2023年3月期の期末配当予想については、1株当たり15.00円を予定していたが、2023年3月期の業績が大きく伸長する見込みであることや、株主還元の更なる拡充等を総合的に勘案した結果、普通配当として1株当たり5円増配し、20円とすることを発表した。
《SI》
提供:フィスコ