三菱重が頑強な値動き、台湾有事に備えた日米連携強化で注目度高まる
三菱重工業<7011>が全体軟調地合いに抗して頑強な値動きを示している。中国による台湾有事が警戒されるなか、米国は日本と連携を強化して中国に対する抑止力を高める構えを強めている。ロシアのウクライナ侵攻を契機に世界的にも国家安全保障に対する関心が高まり防衛力強化に向けた取り組みが鮮明となっており、米国株市場でも防衛関連株への投資資金流入が顕著となっている。東京市場でも、防衛省との取引金額で群を抜き防衛関連のシンボルストックに位置付けられている三菱重への注目度が改めて高まっている。同社の株価は今年に入ってから、5100円台を横に走る75日移動平均線が上値抵抗ラインとして意識されているが、テクニカル的にはこの75日線をいつブレークするかがポイントとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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