トヨタは買い優勢、1ドル=134円台の円安好感し3月の生産台数増勢もポジティブ視
トヨタ自動車<7203>が買い優勢。外国為替市場でのドル高・円安を追い風に、昨年来上値抵抗ラインとなっている75日移動平均線との下方カイ離を縮小する動きをみせている。外国為替市場では米長期金利上昇を背景にドルを買う動きが強まり、一時1ドル=134円台に入る円安となっており、同社株をはじめとする自動車セクターは輸出採算改善期待から株価にプラス材料として働く。また、同社は前日に3月の世界生産台数を90万台程度にすることを発表、前年同月比で5%増加した水準となる。当初計画よりは少ないが、半導体不足というサプライチェーン問題が続くなかも、工場の稼働数を増やし生産台数は増勢となる。これもポジティブ材料として意識されやすい。
出所:MINKABU PRESS
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