NY為替：1月の米小売売上高は予想を大幅上振れ、米利上げ長期化観測強まる

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円63銭から134円36銭まで上昇し、134円16銭で引けた。1月小売売上高が予想を上回る改善となったほか、米2月NY連銀製造業景気指数や米2月NAHB住宅市場指数も軒並み予想を上回る良好な経済指標の結果を受けて、米連邦準備制度理事会（FRB）の利上げが長期化するとの見方に金利上昇に伴うドル買いに一段と拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.0705ドルから1.0661ドルまで下落し、1.0689ドルで引けた。ユーロ・円は143円00銭から143円44銭まで上昇。欧州中央銀行（ECB）のラガルド総裁が3月の50ベーシスポイント追加利上げの意向を再表明し、日欧金利差拡大観測に伴うユーロ買い・円売りが強まった。ポンド・ドルは、1.2050ドルから1.1990ドルまで下落した。英国のインフレが3カ月連続で鈍化しポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9224フランまで下落後、0.9263フランまで上昇。

《MK》

　提供：フィスコ