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日経平均は反落、米CPIショックならずも上値の重さ継続/相場概況


日経平均は反落。14日の米株式市場でダウ平均は156.66ドル安と3日ぶり反落。米1月消費者物価指数(CPI)が前年比で予想を上回ったため、金利上昇に伴う株式売りが先行。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けた利上げ長期化懸念も重しとなった。一方、ハイテク株には押し目買いも入り、ナスダック総合指数は+0.57%と続伸。為替の円安進行も追い風に日経平均は83.24円高からスタート。しかし、米CPIの上振れや米長期金利の上昇が警戒される中、寄り付き直後から伸び悩んだ。前場中ごろからはアジア市況の下落や時間外取引のナスダック100先物の軟化、円安の一服などを背景に失速。前引けにかけて27500円を割り込んだ。一方、再び円安が進んだことで後場は下げ渋り、その後は27500円を意識した膠着感の強い展開が続いた。

 大引けの日経平均は前日比100.91円安の27501.86円となった。東証プライム市場の売買高は11億8791万株、売買代金は2兆7304億円だった。セクターではサービス、精密機器、不動産が下落率上位となった一方、保険、鉄鋼、銀行が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%だった。

 個別では、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>が連日で昨年来高値を更新。為替の円安を受けてSUBARU<7270>、マツダ<7261>、三菱自<7211>などが高い。三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、東京海上HD<8766>の保険なども総じて強い。決算が好感されたところでチェンジ<3962>、ROBOTHOME<1435>、FFJ<7092>、ギフティ<4449>、堀場製作所<6856>、日本ペイントHD<4612>などが急伸。今期見通しに加えて中期経営計画が材料視されたアウトソーシング<2427>はストップ高。決算発表を延期していたツバキ・ナカシマ<6464>は業績予想の大幅下方修正で悪材料出尽くし感が強まり大幅反発。モバイル事業の底入れ感が意識された楽天G<4755>は大幅高となり、今期見通しが安心感を誘ったクボタ<6326>、今期配当水準の維持が安心感を誘ったJT<2914>なども買われた。

 一方、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、日本電産<6594>、村田製<6981>、HOYA<7741>、イビデン<4062>などのハイテク株が軟調。ベイカレント<6532>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、マネーフォワード<3994>、ラクスル<4384>、Sansan<4443>などのグロース株も安い。決算関連ではソースネクスト<4344>、エムアップHD<3661>、ブイキューブ<3681>、インフォマート<2492>、オプティム<3694>、メック<4971>などが失望感を誘い急落。利益予想を一転して赤字に下方修正したダイヤモンドエレク<6699>はストップ安比例配分となった。
《YN》

 提供:フィスコ

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