ディーエムソリューションズ---3Qは増収・大幅増益、ダイレクトメール事業が2ケタ増収増益
ディーエムソリューションズ<6549>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.9%増の132.97億円、営業利益は同529.3%増の3.06億円、経常利益は同524.1%増の3.16億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.89億円(前年同期は0.06億円の利益)となった。
ダイレクトメール事業の売上高は前年同期比11.9%増の114.49億円、セグメント利益は同61.2%増の6.18億円となった。充実した営業体制を基盤に、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開した。また、EC通販市場の拡大に伴い需要が増加している宅配便等の小口貨物を取扱うフルフィルメントサービスについては、サービス提供体制の強化に努めた。
インターネット事業の売上高は前年同期比18.5%減の10.15億円、セグメント利益は同26.2%減の1.19億円となった。コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化するとともに、これまで培ったWebサイトのコンテンツ制作ノウハウを活かしたバーティカルメディアサービスにも引き続き注力した。一方で、検索エンジンの表示順位判定基準(アルゴリズム)の変更の影響を受け、バーティカルメディアサービスにおけるメディアサイトへの流入が低調に推移した。
アパレル事業の売上高は前年同期比2.6%減の8.32億円、セグメント利益は同9.9%増の0.28億円となった。前連結会計年度より子会社化したビアトランスポーツの販売体制の整備充実を図るとともに経営体制の強化を進め、ビアトランスポーツのサイトを通じた商品の販売の促進に努めた。
2023年3月期通期については、第3四半期時点で各段階利益は通期予想の9割に迫るものの、売上高が前期比8.7%増の181.41億円、営業利益が同254.0%増の3.50億円、経常利益が同256.6%増の3.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.12億円とする、2022年11月11日に修正した連結業績予想を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ