ホンダが大幅反発、第3四半期営業利益9.3%増と自社株買い発表を好感
ホンダ<7267>が大幅高で4日ぶりに反発している。前週末10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年4~12月)連結決算が、売上高12兆5234億円(前年同期比17.3%増)、営業利益7339億4300万円(同9.3%増)、純利益5831億6900万円(同0.2%増)と増収増益となったことが好感されている。
半導体の供給不足や中国における新型コロナウイルス感染症の影響による四輪車生産・販売台数の減少、原材料価格の高騰やインフレ影響による製造コストの上昇といった逆風があったものの、主にアジア向け二輪車販売が好調に推移したことが業績を牽引。また、為替が円安に推移したこともプラスに働いた。
23年3月期通期業績予想は、グループの販売台数見通しを四輪車で従来予想の410万台から385万台へ引き下げた一方、二輪車は1843万台から1873万台へ引き上げた。これに伴い、売上高を17兆4000億円から17兆2500億円(前期比18.5%増)へ下方修正したが、営業利益8700億円(同0.1%減)、純利益7250億円(同2.5%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を2500万株(発行済み株数の1.48%)、または700億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月13日から4月30日までで、自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買い付けのほか、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けを行うとしている。
出所:MINKABU PRESS
半導体の供給不足や中国における新型コロナウイルス感染症の影響による四輪車生産・販売台数の減少、原材料価格の高騰やインフレ影響による製造コストの上昇といった逆風があったものの、主にアジア向け二輪車販売が好調に推移したことが業績を牽引。また、為替が円安に推移したこともプラスに働いた。
23年3月期通期業績予想は、グループの販売台数見通しを四輪車で従来予想の410万台から385万台へ引き下げた一方、二輪車は1843万台から1873万台へ引き上げた。これに伴い、売上高を17兆4000億円から17兆2500億円(前期比18.5%増)へ下方修正したが、営業利益8700億円(同0.1%減)、純利益7250億円(同2.5%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を2500万株(発行済み株数の1.48%)、または700億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月13日から4月30日までで、自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買い付けのほか、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けを行うとしている。
出所:MINKABU PRESS