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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECB利上げ休止の可能性残る


■軟調推移、米利上げ継続を想定してユーロ売り強まる

今週のユーロ・ドルは軟調推移。米利上げ継続を想定してユーロ売り・ドル買いが優勢になった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はタカ派色を強めていないとの見方でドル買いは一時後退したが、2月10日発表の2月ミシガン大消費者信頼感指数や1年期待インフレ率速報値が予想以上に上昇したことで、米利上げ長期化観測が再び高まり、ユーロ売り・ドル買いが再燃した。取引レンジ:1.0666ドル-1.0805ドル。

■もみ合いか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に

来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は直近の理事会で大幅利上げを決定したものの、近い将来における利上げ休止の可能性が浮上。ただ、金融当局者からタカ派的な見解が相次ぎ、ユーロは売りづらい展開となりそうだ。一方、1月米消費者物価指数が市場予想を上回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化を期待したユーロ売り・ドル買いが見込まれる。

予想レンジ:1.0550ドル-1.0800ドル

■弱含み、一時140円を下回る

今週のユーロ・円は弱含みとなり、一時140円を下回った。日本銀行は現行の金融緩和策を当面維持するとの見方から、ユーロ買い・円売りが先行した。その後、日銀次期総裁人事で有力候補だった雨宮副総裁が辞退し、植田元日銀審議委員を起用するとの報道を受けて一時円買いが強まった。しかしながら、植田氏は現行の金融緩和策について理解を示していることから、リスク回避的なユーロ売り・円買いは一服した。取引レンジ:139円56銭-142円99銭。

■下げ渋りか、ECB利上げ休止の可能性残る

来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は3月開催の理事会で追加利上げを決定する見込みだが、その後は利上げ休止の思惑からユーロは売られやすい展開となりそうだ。また、域内経済の減速懸念も下押し圧力に。ただ、日本銀行の次期総裁人事で現行の金融緩和策に理解を示す植田元日銀審議委員が起用されており、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・14日:10-12月期域内総生産改定値(速報値:前年比+1.9%)
・15日:12月鉱工業生産(11月:前月比+1.0%)

予想レンジ:139円00銭-142円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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