日本動物高度医療センター---3Qは2ケタ増収増益、子会社テルコムの経営効率改善進む
日本動物高度医療センター<6039>は9日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.7%増の29.15億円、営業利益が同38.1%増の4.56億円、経常利益が同27.4%増の4.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.0%増の2.79億円となった。
同社グループは、日頃の診療活動を通じた一次診療施設とのコミュニケーション強化を継続するとともに、対面での開催が再開された学会における発表・報告等の活動を積極的に行うことにより、動物医療業界における信頼の獲得、認知度の向上と、それに伴う紹介症例数の増加に努めた。また、2022年3月に子会社化したテルコムは、従来通り飼い主や一次診療施設へのサービス提供に努めつつ、同社グループ各社との協力体制構築による経営効率改善を進めた。その結果、初診数(新規に受け入れた症例数)は5,809件(前年同期比7.0%増)、総診療数(初診数と再診数の合計)は21,348件(同0.1%減)、手術数は1,718件(同10.3%増)となった。なお、2022年12月に第三者割当増資を実行し、今後の積極的な事業展開に必要な資金8.11億円を調達した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比29.6%増の38.60億円、営業利益が同21.8%増の5.35億円、経常利益が同22.9%増の5.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.2%増の3.65億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》
提供:フィスコ