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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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5981 東京製綱

東証P
1,280円
前日比
+21
+1.67%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.8 0.57 4.69 73.67
時価総額 208億円
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<動意株・10日>(大引け)=丸文、板硝子、AOKIHDなど

 丸文<7537>=上値追い止まらず。今月に入り長期波動の上値ポイントとなっていた2018年2月の高値1260円を上回ったが、その後も売りを吸収し上昇基調を維持、きょうはフシ目の1300円台に乗せた。同社株が1300円台に乗せるのはリーマン・ショック前年の07年10月以来で約15年4カ月ぶりとなる。エレクトロニクス商社で半導体関連のウエートも高いが、半導体市況の軟化が取り沙汰されるなかにあっても同社の業績は絶好調に推移している。23年3月期営業利益は、前期比67%増の100億円予想と変貌し22年ぶりの過去最高利益大幅更新を見込んでいるが、一方でPERが8倍弱、PBRが0.7倍台と割安感が際立っている、更に株主還元にも積極的で今期配当は前期実績に37円上乗せとなる67円を計画、配当利回りに換算して5%を超える。

 日本板硝子<5202>=新値追い。同社は9日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の180億円から280億円(前期比40.1%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も7400億円から7500億円(同24.9%増)に上方修正。建築用ガラス事業と自動車用ガラス事業を中心に販売価格が上昇したことや、第3四半期の販売量が伸び投入コスト増加の影響を軽減できたことが主な要因だとしている。

 AOKIホールディングス<8214>=大幅続伸。9日の取引終了後に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算は、売上高が1190億7400万円(前年同期比15.9%増)、経常損益が38億5400万円の黒字(前年同期は25億1100万円の赤字)となった。10~12月期の経常利益は前年同期から大幅に増加しており、直近の業況を好感した買いが入ったようだ。ファッション事業の4~12月期は増収、営業黒字に転換した。フォーマル及びカジュアル商品が好調に推移した。

 東京製綱<5981>=上値追い鮮烈。ワイヤーロープのトップメーカーで、炭素繊維と熱硬化性樹脂を複合化し、より合わせて成形した炭素繊維ケーブル(CFCC)の需要獲得が進んでいる。CFCCは世界10カ国で特許を取得しており、米国を中心とした橋梁向けで実績が高い。足もとの業績もCFCCの販売拡大や製品価格の引き上げ効果などを反映し、会社側の想定を上回って好調な推移をみせている。9日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表しており、最終利益は従来予想の21億円から22億円(前期比69%増)に増額した。更に年間配当も従来計画の30円から35円に見直しており、これを好感する投資マネーが流れ込んだ。PBRは0.6倍台と依然として極めて割安圏に位置していることで、一段の水準訂正余地が意識されている。

 ジャムコ<7408>=急伸。9日の取引終了後に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比18.7%増の318億7300万円、最終損益が12億3100万円の黒字(前年同期は8億5200万円の赤字)だった。最終黒字を確保したことを評価した買いが集まったようだ。航空機の内装品を手掛ける事業では、運航機数の増加に伴ってスペアパーツの販売が増加した。ビジネスクラス・シートの出荷の開始も寄与した。

 ENECHANGE<4169>=物色人気。同社は電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」などの運営のほか、電力・ガス会社向けにクラウドを使ったデジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービスを提供するが、電気自動車(EV)の充電事業への展開にも積極的に取り組んでいる。9日取引終了後、EV充電器の設置・運営を手掛け東京電力ホールディングス<9501>を筆頭株主とするe―Mobility Power(東京都港区)と業務提携することを発表、これを材料視する買いが集まった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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